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ミステリの祭典

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アジアン・ティーは上海の館で
お茶と探偵シリーズ

作家 ローラ・チャイルズ
出版日2017年02月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 nukkam
(2017/02/16 08:54登録)
(ネタバレなしです) 英語原題が「Ming Tea Murder」の2015年発表の「お茶と探偵」シリーズ第16作のコージー派ミステリーです。チャールストンにわざわざ移築された18世紀の中国の茶館で起こった殺人事件にセオドシアが巻き込まれます。アジア風を意識した演出はそれほど強くなく、どちらかといえば後半の大人のハロウィーンの雰囲気の方が印象に残りました。コージー派らしく謎解きはあっさり目ですが、それでもセオドシアが動機だけでなく手段(凶器)についても捜査しているのがこのシリーズとしては珍しいです(少々中途半端になってしまいましたが)。サスペンスの盛り上げ方もなかなかで、近作ではおなじみになりましたがセオドシアの犯人追跡シーンも劇的です。最後にちょっと危ない場面がありますが意外な人が助けてくれましたね。

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