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ミステリの祭典

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人形 (デュ・モーリア傑作集)

作家 ダフネ・デュ・モーリア
出版日2017年01月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点
(2023/07/06 21:33登録)
『レベッカ』『鳥』だけでなく、ニコラス・ローグ監督の『赤い影』(Don't Look Now)の原作者でもあることは、本書を手にして初めて知った作家です。実は『レベッカ』はDVDを持っていながら未見のまま。デビュー数年前に書かれていたらしい表題作は、イギリスでも単行本に初収録されたのは2011年のようです。
全14編中、最後の『笠貝』を除くと、ほぼ30ページ以内の作品ばかりです。最初の『東風』、表題作と、サスペンスないしホラーな話が続いた後、はっきりミステリ系と断言できる作品はありません。まあ『ピカデリー』は犯罪小説的と言えるかな、とか『幸福の谷』は幻想的だなとかぐらいのものです。しかし、だいたい読んでいて居心地の悪くなるような、「ミステリ」要素のほとんどないイヤミスと言ってよいような作品が大部分です。2作で主役を演じるホラウェイ牧師は、要するに人種差別主義者と同じ感覚ですね。

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