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ミステリの祭典

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虚実妖怪百物語 序

作家 京極夏彦
出版日2016年10月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 メルカトル
(2016/12/14 21:55登録)
京極版「妖怪大戦争」らしいが、序というだけあって一冊丸ごとプロローグのような作品である。
妖怪関係者?の水木しげる、荒俣宏、京極夏彦ら作家陣に編集部の人々が多分実名で加わり、さらに榎木津礼二郎の子孫らしき榎木津平太郎や木場という人物まで参戦している。
本作の手法は映画『ジョーズ』に似ており、序盤に妖怪をちらつかせておいて、その周辺の出来事を冗談っぽく描いてイライラさせて、最後にぞろぞろと妖怪を登場させるという常套手段を取っている。
ただ残念なのは三人称で書かれているが、京極夏彦を京極自身がどう描くのかと言う興味を持って読んだわけだが、結局本人は本作では登場しなかったことだ。ちょっと焦らしすぎじゃなかろうか。いずれ続巻を読むのだから少しくらいサービスすればいいのにと思うが。

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