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ミステリの祭典

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東京トワイライトクロス
島津絵里子

作家 風見潤
出版日1987年07月
平均点4.00点
書評数1人

No.1 4点 nukkam
(2016/12/10 23:27登録)
(ネタバレなしです) 1987年発表の本書は失踪した娘の浩子を探しに上京した夫婦の捜査と浩子を知る大学生の絵里子が死体(正確には瀕死のけが人)に遭遇する事件を描いた冒険スリラーです。絵里子が単独で活躍するわけではなく大学生の仲間たちに結構助けられており、事件解決に1番貢献したのは絵里子よりも真弓の方ではないかと思います。最終章でなかなか複雑な秘密が明かされますが推理でなく証人が一堂に集まって判明するという結末なので本格派推理小説を期待しない方がいいでしょう(暴力団をあやつる黒幕がいたりしますし)。舞台が東京のあちこちを転々としますが観光ミステリー要素もあまりありません、

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