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ミステリの祭典

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赤い殺意

作家 藤原審爾
出版日1959年01月
平均点4.00点
書評数1人

No.1 4点 蟷螂の斧
(2016/10/02 17:44登録)
若竹七海氏「さよならの手口」の巻末にある紹介本です。1964年今村昌平監督により映画化されています。キネマ旬報「オールタイムベスト・ベスト100」日本映画編(1999年版)では第7位にランクインしています。(参考~1位・七人の侍、3位・飢餓海峡、5位羅生門)。
内容は、平凡な主婦が夫の出張中に強盗に犯されてしまう。夫に言おうとするが言えず死のうとも思う。夫の不在時、また強盗が現れ「自分はもうすぐ死ぬので優しくしてほしい」という・・・。
原作は昭和34年の発表で時代の差を感じてしまう。つまり当時の貞操観念が現在とはかけ離れており、その女性心理がよくわからない。死ぬこともできず、告白することもできない。相手を殺そうとも思うがそれもできない。ずるずると関係を続けてしまうのです。あえて愚鈍な女性として描いているのかもしれませんが共感できなっかった。直木賞作家で、心理描写には定評があるそうですが、イライラしてしまいました(苦笑)。

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