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ミステリの祭典

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月の扉
座間味くんシリーズ

作家 石持浅海
出版日2003年08月
平均点6.09点
書評数23人

No.3 6点 こう
(2008/05/25 02:42登録)
 石持作品は初期長編四作は奇抜な舞台設定でかつ警察の介入のない閉じられた環境にして探偵役が犯人を暴くスタイルです。個人的には石持浅海は最近の作者の中では一番好きですがそもそも舞台設定と謎解きの雰囲気がそもそもあっていない点とロジックを解き明かすスタイルなのにどちらかというとこの人物はこうするはずだという確率論的な予想の様な推理になりがちで好き嫌いは分かれそうです。個人的にな謎解きの過程が昔ながらで非常に好きです。
 月の扉は犯行グループの性格設定、ハイジャックの動機など変だと思いますが石持ワールドと思えば不思議はないかなと思います。
 例によって読者が真相を当てるのは難しいと思いますが相変わらず読みやすく、探偵役に提示された謎の真相とそのプレゼンテーションに納得できる方にはこの本も含めてどれも面白いと思います。 

No.2 4点 ぷねうま
(2008/03/22 14:43登録)
石嶺師匠のカリスマ性とか言われてもなぁ。
冤罪がどうとか子供のためとか色々ハイジャックの理由あげつらってたけど、全員単なる自分勝手。
ファンタジー風味が出てきて最後はどうなるのかと思っていたけど、結局なし崩しに。まあ、フワーって魂的なもんが月に行こうもんなら本投げてましたけど。

No.1 6点 いけお
(2007/12/30 09:37登録)
石嶺のどこがそんなにすごいのかがあんまりピンとこなかったので、なんとなく盛り上がりに欠けた。
月食の日のことも結局なにがしたいのかよくわからず。

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