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ミステリの祭典

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松谷警部と向島の血
松谷警部、更科ニッキ

作家 平石貴樹
出版日2016年09月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 まさむね
(2018/03/03 22:00登録)
 松谷警部シリーズ第4作にしてシリーズ完結編(らしい)。
 このシリーズはいずれもスポーツ界が舞台となっています。今回の舞台は「相撲」で、力士の連続殺人が起きる設定。とはいっても、凶器がカラオケのリモコンであったり、犯人が現役横綱だったり、相撲協会と貴●花親方の確執が…という内容ではございません。(2016年発表の作品ですしね。)
 このシリーズに共通しているのですが、内容としては捜査の過程を追い掛けるという側面が強く、合理的に読者が推理できるかは微妙なところ。(単に私がそのように読んでいただけかもしれないのですが。)また、肝の部分は、科学的に警察が気づくのではないかな…という気もしました。とはいえ、懐かしの更科ニッキが登場したのは少し嬉しかったかな。

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