home

ミステリの祭典

login
犬の掟

作家 佐々木譲
出版日2015年09月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 HORNET
(2016/09/03 19:52登録)
 所轄の違う2つの路線で話が進められていくのは、「道警シリーズ」で氏がよく使う手で、今回もそのパターン。慣れない人には読みづらいかもしれない(私は慣れているので大丈夫だった)
 余計な虚飾のないストーリー展開はやはり読み易い。かといって味気ないわけではなく、人間要素も描かれているのが氏のうまさ。何を読んでも平均以下ということはなく、安心して手がつけられる。
 真相は意外性は確かにあるが、一方で「もしや…」という怪しさもあった。ある意味フェア。後味は人によって悪い人もいるかもしれない。
 最後に、タイトルの趣旨がよく分からなかった。

1レコード表示中です 書評