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ミステリの祭典

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陰府からの使者

作家 高柳芳夫
出版日1988年05月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 nukkam
(2016/08/10 12:07登録)
(ネタバレなしです) 1988年発表の本格派推理小説ですが、会社で上司や同僚からいじめを受けていた男が怪死し、その男から(と思われる)死を予告する手紙が送られた人々が次々に死んでいくというスリラー色の濃い展開にはこの作者がこういう作品も書くのかと驚きました。国際問題になりかねない企業活動が終盤に描かれているところは作者らしいです。ドライな筆致による醜い人間模様が(好き嫌いは分かれそうですが)印象的です。

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