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ミステリの祭典

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死の誘い
ディヴィッド・ミドルトンブラウンシリーズ

作家 ケイト・チャールズ
出版日1998年10月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 nukkam
(2016/08/10 11:50登録)
(ネタバレなしです) 1992年発表のディヴィッド・ミドルトンブラウンシリーズ第2作の本格派推理小説です。聖職者だって人間ですから喜怒哀楽があってもちっともおかしくないのですが、いやはや司祭があそこまで人から嫌われるような言動を繰り返すとは。前作の「災いを秘めた酒」(1991年)と同じく、事件が発生するまでに繰り広げられる人間ドラマがサスペンスたっぷりに描かれた前半部に引きずり込まれました。一方でディヴィッドとルーシーのロマンス場面もますます好調、実年齢にそぐわないぐらい青春しています(笑)。これで謎解き部分がもう少ししっかりしていれば文句なしなんですが、小説としてこれだけ面白いと謎解きの出来映えを一番重視している私でも合格点をあげてしまいます。

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