home

ミステリの祭典

login
研修医エヴリンと夏の殺人鬼
エヴリン・サトクリフシリーズ

作家 レイア・ルース・ロビンソン
出版日2005年08月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 nukkam
(2016/08/02 06:04登録)
(ネタバレなしです) 「白い眠り」(1988年)以来9年ぶりの1997年に発表されたエヴリン・サトクリフシリーズ第2作です。前作に比べてボリュームと人物関係の複雑さは増しました。そして推理が大変充実したものになり謎解き伏線の張り方も上手く、メディカル・スリラーと本格派推理小説の両方を楽しめるジャンルミックス型の傑作になっています。但し私のような器量の狭い読者には残念ながら肌が合いませんでした。第30章の描写なんかは(あの程度でも私には)ショッキングに過ぎました。創元推理文庫版の巻末解説でエクスターンから専門医に至る医者のキャリアステップを紹介しているのは私のような医療門外漢には大変ありがたかったです。

1レコード表示中です 書評