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ミステリの祭典

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ビール工場殺人事件
ナイジェル・ストレンジウェイズシリーズ 別冊宝石102号掲載

作家 ニコラス・ブレイク
出版日不明
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 nukkam
(2016/07/09 23:59登録)
(ネタバレなしです) 1937年発表のナイジェル・ストレンジウェイズシリーズ第3作の本格派推理小説です。ビール工場の圧力がまの中から肉がすっかり溶けて骨だけになった死体が出てくるという衝撃的な事件が起きますが恐い描写はなく、この作者らしい地道で丁寧な謎解きを楽しめます。それでいて終盤には(ナイジェルの言葉を借りると)ギャング映画顔負けの大活劇まであります。ナイジェルの分析が緻密過ぎて真相が予測しやすくなっているところは評価が分かれるかもしれません。

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