home

ミステリの祭典

login
クランⅠ 警視庁捜査一課・晴山旭の密命
クランシリーズ

作家 沢村鐵
出版日2015年07月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点
(2016/06/08 11:49登録)
文庫書き下ろしの新シリーズらしい。
警察組織内の悪に立ち向かう警察官を描いた作品らしい。
主人公は、警視庁・捜査1課の警部補、主任刑事の晴山旭らしい。

検視官・綾織女史の恋人で、元捜査2課の刑事だった北森の死が始まりだった。その綾織は、渋谷で起こった警察OB変死事件で、とんでもない検視を行う。
晴山は綾織の内偵を命じられ動き出すが・・・

二人の刑事の視点による交互の描写がうまく決まったという感じ。
スピード感もあって興奮しながら読めるから、警察エンタテイメント好きには堪らないだろう。

しかし、しかし・・・
最終ページの最終行で、(Ⅱへつづく)となっていた。
ラストがあまりにもあっけなかったからな。
それなりの決着をみた、ということでクランⅠは「完」でいいのだろうか。最終章はエピローグとなっていたしなぁ・・・
ちなみに、クランⅡのサブタイトルが、「岩沢誠次郎の激昂」となっている。
この人物は本巻の二人目の視点人物である。晴山にくわえ、岩沢がクラン一派として大活躍するのだろうか?

全3巻(あるいは4巻以上)を読んでからまとめて書評をと思ったが、いつになるかわからないので、とりあえずアップした。

1レコード表示中です 書評