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ミステリの祭典

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ゴーテ警部罠にかかる
ゴーテ警部シリーズ

作家 H・R・F・キーティング
出版日1969年08月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 nukkam
(2016/06/01 11:37登録)
(ネタバレなしです) 1967年発表のゴーテ警部シリーズ第3作は最後にちょっと推理しているとはいえ本格派推理小説でなく冒険スリラーに分類される作品です。このシリーズ、自分の思うように事が進まずゴーテ警部がきりきり舞いするパターンがよく見られますが、冒険スリラーの方がこのパターンを使いやすいと作者は考えたのかもしれません。相変わらずインドという舞台を上手く利用しています。余談ですが作中で核問題に触れていますがその後のインドが1974年、1998年と核実験を行ったという史実を考えると(内容的にはフィクションとはいえ)どこか暗示めいたものを感じるといったら考えすぎでしょうか?

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