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ミステリの祭典

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黒い蘭の追憶

作家 カーリーン・トンプスン
出版日1992年01月
平均点8.00点
書評数1人

No.1 8点 蟷螂の斧
(2016/05/28 10:00登録)
裏表紙(略)より~『誘拐された少女ヘイリーは、必死の捜査にもかかわらず、惨殺体となって発見された。事件が迷宮入りして十九年後、ヘイリーの母親キャロラインの周囲では事件の関係者が次々と殺されていく。誘拐犯がふたたび戻ってきたのか、それとも……? 息詰まるようなサスペンスで全米書評子から絶賛をあびた大型新人のデビュー作。』~
読者からみた容疑者候補が次々と殺されたり、銃撃により怪我をしたりする。登場人物から容疑者は徐々に絞られてくるのだが動機が全く分からない。この辺までの展開は新人らしからぬものがあります。そしてラストでのどんでん返し。Good(笑)。本邦であまり評判にならなかったのは、主人公とその元夫の人物造形が感情移入できるような人物でなかったからかも?・・・。本作は「100冊の徹夜本 海外ミステリーの掘り出し物」(佐藤圭氏)から選んで読んでみた1冊で、本当に掘り出し物といった感じでした。

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