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ミステリの祭典

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神の時空 倭の水霊
神の時空シリーズ

作家 高田崇史
出版日2014年07月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 makomako
(2016/05/22 17:50登録)
 このシリーズの第2弾。一冊ずつが長編小説なのですが、時間的には6冊が終わってもまだ1週間足らずということとなっている。私もその時間に沿ったように1週間足らずで6冊を読んでしまった。
 本作品は日本武尊に関するお話。殺人事件が起きるが、これに対する推理の要素は少なく歴史推理、ことに通常知っている歴史から抹殺された怨霊の話です(このシリーズ全編がある意味同じ傾向)。
 私の認識では景行天皇の皇子である日本武尊は古代史のヒーローであり、悲劇の主人公であったのですが、この作品では彼は結構姑息な手段で敵を滅ぼしており、彼のために命を懸けて海神を鎮めた弟橘姫が怨霊となったということになっています。
 うーんまあ納得とまではいかないけれどそう言った考え方もありかなあ。
 

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