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ミステリの祭典

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軍神の血脈

作家 高田崇史
出版日2013年04月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 makomako
(2016/04/10 21:18登録)
 高田氏の作品は久しぶりです。QEDシリーズは大好きで発表されるとすぐに読んでいたのですが、カンナシリーズはちょっと薄味な気がして、途中からやめてしまったのです。
 今回楠木正成に関するお話が出たと知り、再び読んでみることとしました。
 なるほど氏の歴史観はなかなかのものです。勿論これは学術書ではなく小説なのでこの内容が真実であると主張するものではないと思いますが、こんなことがあったとすれば日本の歴史はある意味で大きく塗り替えられることとなるでしょう。
 私にとっては引っかかるところも多々ありますが、ここまで考え抜いて書かれているのですから立派なものと感心しました。
 推理小説としてはまあぼちぼちですが、こういったかたちで推理小説を書き続けている作者は本当にすごいですね。

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