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ミステリの祭典

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悪人は三度死ぬ

作家 大谷羊太郎
出版日1987年10月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 蟷螂の斧
(2018/03/22 13:30登録)
4年前、推理作家の浅井はある事件ついて他殺説を唱えた。その犯人として推定した人物・櫛田が今度は殺された。櫛田はホテルの部屋に入ったところを別件で見張っていた刑事に確認されていた。外にも刑事が張り込んでいた。彼の部屋に電話が交換手経由でかかってきた。その電話で話した相手は3人いる。しかし、櫛田はホテルの部屋から消失し、ホテルから遠く離れた場所で死体となって発見された。電話の相手(利害関係はない)は櫛田本人に間違いないと証言した。密室からの人物消失という謎で、前半は引っ張て行くが、密室トリックはあまり感心したものではなかった(苦笑)。その他のトリック自体もそれほどではないが、犯罪構造は面白かった。

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