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ミステリの祭典

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予約の消えた三ツ星レストラン
カプシーヌ・ル・テリエシリーズ

作家 アレクサンダー・キャンピオン
出版日2012年07月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 nukkam
(2016/03/06 22:17登録)
(ネタバレなしです) 米国のアレクサンダー・キャンピオン(1944年生まれ)はブラジル人外交官の息子としてアメリカで生まれ、フランスに35年住んだ経歴があります(現在はカナダ在住らしい)。そのためか2010年発表の本書はパリを舞台にして、料理描写も随所に見られます。本書はコージー派ミステリーとして紹介されましたが、現場での犯罪捜査を経験したいのに経済犯罪の部署に放り込まれて1年が経過している警察官カプシーヌ・ル・テリエを主人公にし、捜査以外(私生活とか)の描写が少ないこと、(少しネタバレになりますが)後半になると企業犯罪要素が出てくるなど私の考えているコージー派とは異なるように思います(普通に警察小説ではないでしょうか)。推理はなくはないけど物足りないです。それにしても実在の企業名(ルノー社)を使って問題なかったんでしょうか?

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