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ミステリの祭典

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婦人科選手
佐野洋 推理傑作選

作家 佐野洋
出版日1966年01月
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点 斎藤警部
(2016/02/18 11:29登録)
タッチは軽くとも、しっかりした筋骨を感じる信頼の短篇集。

ある証拠 /噂の夫婦 /蛇の卵 /婦人科選手 /五十三分の一 /馬券を拾う女 /チタマゴチブサ /違法駐車 /陽の当る椅子
(講談社文庫)

表題作。。ミステリの骨格は初めから見え透くようだが、、物語は最後にまさかの深みを突き付け。。
五十三分の一。。なる若き日の行き過ぎた過ち談らしき話も、最終コーナー前から予想外に濃ゅい方向へ。。でもオチはちょっと安易。”マジック”を期待していたからね。
馬券を買う女 。。日常の謎のような滑り出しから犯罪露呈へという佐野洋得意の枠組み。この話、実は骨格が日常の謎、そこに犯罪ストーリーをごってりコーティングした形だろうか。落語のオチのようなエンディングと言い、味付け濃い目の小噺のよう。そういや氏は実際’ちょいエロ日常の謎’短篇、よく書いてたよなあ。
ちょっとした機転のアリバイトリック、だけどちょぃと危ないサイコ小噺の。。違法駐車
色事擦れした鮎哲みたいな恐喝小噺。。陽の当たる椅子

なんかやたら’小噺’って使っちゃったけど、実際後半はそんな触感のストーリーが目立つ。浅いんじゃないよ、切れ味と引き際の問題だよ。上に記さなかった各作も悪くないよ。軽エロSFもあるぞ(笑)。

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