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ミステリの祭典

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殺戮のディープブルー
金田一少年の事件簿

作家 天樹征丸
出版日1999年07月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 風桜青紫
(2016/02/11 21:56登録)
原作の金田一少年ではこれが一番面白かった。大掛かりな舞台と、いかにもといったテロリストたちとのバトルが、なんとも少年マンガという感じでよろしい。周防さんや三井くんたち茜の婚約者候補の連中がなかなかキャラが立っていて、彼らのやり取りも冴えている。犯人が分かりやすすぎる上に、トリックも実にしょぼいのが難点なんだが、個人的には金田一少年にトリックを期待してはいないので大して気にはならず。あえていうならヒロインの茜があの素敵な婚約者候補たちが盲目になるほどの女性に見えなかったのが難点か。しかしまあ、金田一少年はマガジン的というのか、基本的に女の子があまり可愛くないから仕方ないか……。

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