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ミステリの祭典

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ベベ・ベネット、秘密諜報員になりきる
ベベ・ベネット三部作

作家 ローズマリー・マーティン
出版日2010年03月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 nukkam
(2016/01/28 17:11登録)
(ネタバレなしです) 2007年発表のベベ・ベネット三部作の最終作で、今度はニューヨーカーに人気のおもちゃ店の経営者となったブラッドリーとその秘書室長のベベがまたまた犯罪に巻き込まれます。本書でも恋と謎解きに大忙しのベベが楽しく描かれていますが、波乱万丈ではあるけれど恋の結末についてはさすがに大方の読者には予想がつくでしょう。ブラッドリーの忠告など完全無視で突き進むベベの捜査描写は読みどころ満載ですが、推理はそれほどでもなく犬も歩けば犯人に当たるといった解決です(まあシリーズ3作目ともなれば謎解き重視派の作風でないことはこちらも承知ですが)。あと、創元推理文庫版の巻末解説の「少し不満もある」には私も賛同します。

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