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ミステリの祭典

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ロンドン港の殺人
ミッチェル警部

作家 ジョセフィン・ベル
出版日1957年01月
平均点4.00点
書評数1人

No.1 4点 nukkam
(2016/01/17 22:00登録)
(ネタバレなしです) 1938年発表のミッチェル警部シリーズ第4作ですがウイントリンガム医師は登場しません。同年発表の「断崖は見ていた」は本格派推理小説ですが本書はスリラー小説で、伏線は用意れていても推理には活かされず場当たり的に真相が明らかにされます。最後は自暴自棄になった犯人の犯罪小説風になります。ロンドンの情景や人物描写が丁寧なところは本書の長所でありますが場面の切り替えが細かすぎで誰が主人公なのか定められず、プロットが散漫な印象を受けました。

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