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ミステリの祭典

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湿地に横たわった死体
フェイス・フェアチャイルドシリーズ

作家 キャサリン・ホール・ペイジ
出版日1999年05月
平均点4.00点
書評数1人

No.1 4点 nukkam
(2016/01/16 21:59登録)
(ネタバレなしです) 1997年発表のフェイス・フェアチャイルドシリーズ第7作のコージー派ミステリーです。土地の開発を巡っての賛成派と反対派の対立という、およそコージー派らしからぬテーマを扱っていますが内容はわかりやすく、後半は愛国記念イベントで盛り上げています。やはりというか犯人が誰かフェイスにはちっとも見当がついていなくても犯人の方から勝手に名乗りを上げてくるという好都合な展開でした。ジョイス・ポーターのドーヴァー主任警部シリーズなら同じような展開でも謎解き伏線をちゃんと回収して本格派推理小説を読んだという満足感を得られるのですが、このシリーズではそれを期待してはいけないのでしょうね。

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