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ミステリの祭典

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ふちなしのかがみ

作家 辻村深月
出版日2009年07月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 風桜青紫
(2016/01/14 01:36登録)
『踊り場の花子』は辻村さんらしい学園スピリチュアルもの。話としてはよくまとまっており、花子の親近感ぶりとラストシーンには苦笑い。『ブランコをこぐ足』はスクールカーストの描写がなかなか巧み。ホラー・ミステリとしては弱いものの、この作品集では一番の完成度ではないだろうか。『おとうさん、したいがあるよ』は粗削りな手段というレベルではないが、シュールな笑いやあり。『ふちなしのかがみ』は新本格的な手法が用いられており、新本格らしい強引さが鼻につく。発想としては面白いのだが。『八月の天変地異』は学園スピチュアルもの。ラストはやや首をかしげるものの、これまた小学生談志の痛々しさが絶妙に描かれている。全体的に小粒ではあるものの、辻村テイストを楽しませてくれる一冊。

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