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ミステリの祭典

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間にあった殺人

作家 エリザベス・フェラーズ
出版日1956年01月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 nukkam
(2015/12/27 05:16登録)
(ネタバレなしです) 1953年発表の本格派推理小説です。フランスのニースでのパーティへ招待された男女が何かの企みがあるのではないかと疑いつつもサリイにある招待者の家へ集合したところへ殺人事件が起きるという展開です(ニースへ出発とはなりません)。特定の探偵役をおかず(警察は登場しますが直接描写は少ない)、登場人物の疑心暗鬼ぶりが丁寧に描かれてはいるのですが謎解きがいまひとつ盛り上がりません。ハヤカワポケットブック版の翻訳が半世紀以上前の古い翻訳であることも読者にとっては厳しいでしょう。新訳ならじわじわとサスペンスが増していったかもしれませんが。

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