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ミステリの祭典

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りんご酒と嘆きの休暇
カプシーヌ・ル・テリエシリーズ

作家 アレクサンダー・キャンピオン
出版日2013年02月
平均点4.00点
書評数1人

No.1 4点 nukkam
(2015/12/06 22:03登録)
(ネタバレなしです) 2011年発表のカプシーヌ・ル・テリエシリーズ第2作です。パリの事件とノルマンディーの事件を扱っていますが、前者については部下のイザベルに事件の担当を任せ、後者については地元の憲兵隊からよそ者扱いされるためカプシーヌが表立って活躍できないのがプロットの特色となっています。一応は犯人を特定した推理を説明してますが、カプシーヌが言うほど論理的には思えず、証拠としてはあまりに薄弱な伏線を直感で補っているように感じます。パリとノルマンディの風景描写もほとんどありません。代わりに目立つのがフランス料理描写で、さすがレストラン評論家の顔を併せ持つ作者ならではです。

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