皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
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北浦透さん |
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平均点: 8.07点 | 書評数: 67件 |
No.5 | 10点 | 奇想、天を動かす- 島田荘司 | 2005/08/25 18:05 |
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島田荘司の白眉。 ミステリーファンとしてこの作品に出会えて良かったと思う。初めて読んだのはずいぶん前なのに、いまだその内容は覚えている。 |
No.4 | 10点 | 北の夕鶴2/3の殺人- 島田荘司 | 2005/08/25 18:01 |
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島田荘司の代表作だと思う。吉敷の闘いと本格推理の見事な融合。ラストまで続く緊張感と感動。ミステリーが素晴らしい文学であることを実証した作品。 |
No.3 | 8点 | 龍臥亭事件- 島田荘司 | 2005/08/17 17:55 |
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迫力の一編。 本格と社会派の融合は島田荘司の豪腕だからこそできるが、この作品では石岡の再生を描いたという点が評価できる。手紙の御手洗が、いい味を出していると個人的に思う 。ミステリーとしてはもう少し作りこめたかもしれない。 |
No.2 | 7点 | 魔神の遊戯- 島田荘司 | 2005/05/01 14:05 |
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「島田荘司」の作品の中だけで採点すれば5点ぐらい。 しかし、現代のミステリー界の中で考えればこれくらいの点数が妥当。少なくとも、まともな文章と人物造形、きちんと解決はついているのだから。読み物としての水準は保っている。 色々不満はあるけれど。というより、島田さん、わざと気づくように書いたかな? |
No.1 | 9点 | 涙流れるままに- 島田荘司 | 2005/01/14 14:00 |
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マイナス一点は、本格色がこれまでの島田氏と比べると薄いかなと思えるのと、所々で「客観的に見て」、安っぽいかなという場面があったので。 しかし、この小説を客観的に見えるわけもない。なんという物語だろう。小説の力強さが、規格外。ものすごい。冤罪事件と加納通子の半生を描くが、グングン引き込まれていった。 吉敷の戦い、通子の凛とした強さ。そして、救い。胸を揺さぶられるミステリー巨編。 |