皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
由良小三郎さん |
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平均点: 6.62点 | 書評数: 199件 |
No.6 | 7点 | たまらなく孤独で、熱い街- 山田正紀 | 2003/03/18 19:01 |
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西澤さんの「ファンタズム」のカバーに、意識した作品として我孫子さんのアレといっしょに書名が書いてあった作品が偶然目についたので読んだののですが、「ファンタズム」や我孫子さんのアレに比べると僕には分かりやすかった。犯人以外の人物の雰囲気が気にいったのだと思います。この本については、さて最終章が必要だったかどうかの辺がモヤモヤしています。もう古い作品ですが、よかったと思います。 |
No.5 | 7点 | 僧正の積木唄- 山田正紀 | 2002/11/04 20:31 |
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何か感想を書くのが、難しいミステリのようで、横溝作品読んでいないし、名探偵ファイロ・バンスは記憶の彼方です。開き直って書くしかないですが、若き日の金田一耕介像悪くなかったです。歴史ミステリみたいな側面もあるので、いろいろな、サイド・ストーリやエピソード詰め込むというのも見せ所ですが、ややこなれてないエピソードも多かったような気がしました。 |
No.4 | 6点 | 篠婆 骨の街の殺人- 山田正紀 | 2002/04/21 15:03 |
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最初は文章も軽いのでトラベルミステリの単なるパロディかと思いましたが、連作にするらしくて、次回作のためにか、いろいろ訳のわからない人物が入ってきて、おさまりが悪くなっています。どういう展開になるか期待もたせるのはうまいのですが、単独の作品としては、「こいつは誰でなんでここに登場するんだ。」といいたくなります。 |
No.3 | 6点 | 鏡の殺意- 山田正紀 | 2002/03/18 20:42 |
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これも比較的平凡な読後感でした。
無意味よりも破滅を求めるというのがキーワードだそうです。正常な感覚の人間が異常に踏み込む感じに飛躍があって、ちょっとついていけませんでした。 |
No.2 | 4点 | 氷雨- 山田正紀 | 2002/03/12 21:30 |
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まだ山田正紀さんをあまり読んでいないので、その魅力がつかめません。これは、魅力的になりそうな登場人物も多いんですが、悪意が基調の人物たちが多くて暗い、救いの少ない話です。 |
No.1 | 7点 | 仮面- 山田正紀 | 2002/02/22 21:10 |
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僕にとっては超難解な小説でした。文章がうまいので読み進められたのですが、複雑な構成と非現実的な挿話など、作者の意図が理解できませんでした。それでも雰囲気あるので作品として成立してるのは間違いないのですが、これは一体なんだろうという感想です。 |