皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
Kingscorssさん |
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平均点: 6.42点 | 書評数: 96件 |
No.2 | 6点 | 官能的 四つの狂気- 鳥飼否宇 | 2020/08/31 01:44 |
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本作をより楽しく堪能するには、先に『本格的 死人と狂気』を読了することをおすすめします。
世界バカミス☆アワード(第二回)を受賞している今作。同作者の『本格的』にも出てきた変態探偵?増田助教授が主役のお下劣極まりないバカミス。ただ、官能的というだけあって全部がエロミスです。なのでバカミス、エロミスが苦手な人だと全然おもしろくないと思います… 自分は個人的にバカミス大好きなので楽しめました。 バカミスとして評価するとなかなかの出来だと思います。ミステリーやトリック、プロットはバカミスなのであんまり追求しないで下さい… 軽い落語の噺を読む感覚で。 ただ、問題の最後の大どんでん返しはバカすぎて呆れます。(超絶驚愕を狙ってた思うんですが、どっちかというと酷すぎてドン引きでした) 鳥飼否宇さんは文書も構成もうまいので、バカミスを許容できる方なら一読の価値はあると思います! |
No.1 | 6点 | 本格的 死人と狂人たち- 鳥飼否宇 | 2020/08/30 13:49 |
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割と知られていませんが、バカミスの名作です。バカミスの中でもトリックがバカなだけで真面目に本格ミステリーしてるもの等と違い、お下劣、おバカ、メタの三拍子そろったユーモアたっぷりの正統派?バカミスです。簡単に言えば『六とん』系です。
普通のミステリーを期待すると初っぽなからついていけないでしょう。しかし、キチンとバカミスと知って読めば本書を堪能できるはずです。本格的と銘打ってるだけあって、本格ミステリーちっくな短編が3つ+読者への挑戦状で構成されています。 六とんが好きな方ならこちらも楽しめるでしょう。違うのはこちらのほうが文体や文章が読みやすく、洗練されててちょっと意外でした。ただ、第二講が最後まで大学の講義の内容を読んでるだけなので、擬態の学術知識に興味ないなら辛いかも… ゆるく、クスリと笑いたいあなた、本書を読んでみたらどうでしょうか?個人的にバカミスは大好きなので7点ぐらいあげたいんですが、読書の挑戦の最後の一行でイラッと来たので−1点です。結局、答えは○○ないんかい!!!バカミスだからってそりゃないだろ!ヽ(`Д´)ノプンプン 単行本、第一講、28ページ表2のフィボナッチ数列。増田45と清水56の年齢差が9になってますが、11ですよね? もし文庫化するなら修正してほしいです。第二講もレジュメが誤植ばっかり!…とおもったら、こっちは普通にわざとでした… |