皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
あるびれおさん |
|
---|---|
平均点: 6.39点 | 書評数: 124件 |
No.3 | 7点 | 蝦蟇倉市事件2 - アンソロジー(出版社編) | 2010/04/13 13:10 |
---|---|---|---|
最初の方が書いていらっしゃる通り、米澤さんの作品だけ"浮いて"いた。ただ、私の場合は「良い意味で」そう感じた。
わたしが米澤さんの作品のファンであることを差し引いても、「さよなら妖精」の後日談であることを考慮しなくても、抜きん出ていました。 だからといって、他の作品がつまらなかったわけでは決してない。確かに他の5作品のカラーが比較的近かったため、アンソロジーの1本として違和感を感じる方がいるだろう。でも、蝦蟇倉市という共通の舞台で各作家が持ち味を発揮した作品を発表するなら、逆にもっと傾向が異なる短編が散りばめられていたら良かったのに、とも感じた。 |
No.2 | 6点 | 蝦蟇倉市事件1- アンソロジー(出版社編) | 2010/04/10 07:56 |
---|---|---|---|
最初のお二人の文章のテンポ(というか流れ)が良かっただけに、以降の作品との落差が大きく感じた。こういったアンソロジーって作家の力量があからさまに比較されてしまうので怖いですね。なお、道尾さんの作品、初版の誤植(東京創元のホームページに訂正の記述あり)のままだとリドル・ストーリーが成立しないのでご注意のほど。 |
No.1 | 5点 | 9の扉 リレー短編集- アンソロジー(出版社編) | 2009/10/21 02:36 |
---|---|---|---|
並んでいる名前を見て、これは本格色が強いだろうという思い込みを持って読み始めてしまった。それが最大の間違いでした。
それぞれについては、各作家さんの持ち味が生きていて、そんな不出来なわけではないのですが(いや、面白いのですが)、別の方向に期待してしまっていたので、かなり「肩透かし」でした。 |