皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
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ロビンさん |
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平均点: 6.56点 | 書評数: 130件 |
No.4 | 6点 | 火天風神- 若竹七海 | 2009/01/17 03:12 |
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やっぱり、若竹作品といったら本書のように嫌な人間が大量に登場してこないと。こんなに読み手に負の感情を抱かせる作家は希少だと思います。
確かに面白くて、一気読みだった。だけど、それはページをめくらされる面白さであって、物語的興奮とか、ミステリ的興奮とは違い、あまり点数はつけられないかなぁと。あくまでもパニック・サスペンスであって、本格要素はちょこっとした仕掛けが施されている程度。それが残念でした。 |
No.3 | 7点 | 猫島ハウスの騒動- 若竹七海 | 2008/12/26 20:13 |
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葉崎シリーズの第三弾。舞台は葉崎半島の先、三十人ほどの人間と百匹を越える猫が暮らす通称、猫島。
『ヴィラ・マグノリア』『古書店アゼリア』に続いて、駒持警部補が事件解決に乗り出します。個人的に、こういったコージーミステリはかなり好き。前作、というか若竹さんの作品のわりには、嫌な人間が全く出てこなかったことにまず驚き。 事件は一旦は解決を迎えますが、最後のページまで読者を引っ張り続けるどんでん返しの構造は相変わらずさすが。 「猫とミステリの相性はいい」と作者は説いていますが、僕も賛成です。 |
No.2 | 6点 | クール・キャンデー- 若竹七海 | 2008/12/10 19:46 |
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これはアンフェアじゃないですよね?構図や展開も本格ではなくサスペンスだし。この分量でサクッと読めるし、「最後の一撃」もそれ相応の威力が。
この人の物語はホント、嫌な人間が出てくるなあ。読者を苛々させるのが上手い笑。 |
No.1 | 8点 | スクランブル- 若竹七海 | 2008/09/24 22:38 |
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これぞ青春ミステリという物語。僕も若竹作品で一番好きです。
登場人物があだ名や本名で呼ばれるから、確かに誰が誰だか把握するのが難しいとけど、それを差し引いても素晴らしい出来。思春期ならではの反発や、内輪の中だけの心地よい世界。それを思い出させます。 最後のどんでん返しのおかげで、この人の作品らしい怖さが少し薄れた印象。シリーズ化希望です。 |