皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
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rintaroさん |
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平均点: 7.33点 | 書評数: 24件 |
No.2 | 6点 | 指し手の顔- 首藤瓜於 | 2008/08/30 19:19 |
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精神病者の猟奇殺人、美貌の殺人鬼、背後にいる黒幕、暗躍する脳男と見所はたくさん。ですが全体的にそれらの素材を生かせないままに終わってる気がします、特に警察内での確執の描写は結局最後まで生かしきれた無かったですし、必要なかったかと思います。他にもいろいろエッセンスは挿入されているのですがそれがこの作品に不可欠であるかって言うと?です。
つまり無駄が多いんですね、それで肝心の部分が少し説明不足、鈴木一郎の出番が極端に少なく、これといった見せ場も無い。ただこれだけいろいろ詰め込めばつまらないってことはないです |
No.1 | 7点 | 脳男- 首藤瓜於 | 2008/08/01 12:32 |
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正直、読了後の最初の感想は「これミステリーなの?」だった。連続爆破事件の犯人も作品の最初から割れてるし、犯人の動機もとても推理できるものでない。半分以上のページは「鈴木一郎」の正体探りに割かれているし、連続爆破事件も作中では彼の超人的能力のお膳立てとしてしか機能してない。
だから単純に読み物として評価してみる。そうすれば相当に面白い。出てて来る登場人物もみな魅力的だし、なにより「感情を持たない男」の鈴木一郎のキャラクターがかなり新鮮だった 話の展開も彼の正体をさぐって日本中を行き来し、そのたびに彼の異常な過去と能力の秘密が少しずつ明らかになっていくのは息も付かせない。なんてかっこつけて紹介してみましたが、この作品を一言で表すなら「マーブルコミック等のヒーロー物+ピアノマン+ほんのちょっとミステリー」で足りると思います |