皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
ウィンさん |
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平均点: 6.15点 | 書評数: 55件 |
No.3 | 6点 | ぶぶ漬け伝説の謎- 北森鴻 | 2010/09/25 12:14 |
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相変わらず料理が美味しそうだ。
でも読む度に言っていては疲れるので、敢えてこれ以上は言わない。 前作に比べると、少し劣る感じがした。 俺はこれをミステリーとしてではなく、京都に関する雑学・知識を得る本だと思って読んでいる。 ぶぶ漬けの話などは、なかなか興味深い。 白味噌は甘い、と言われるが、俺はそんな風に思った事はない。まあ確かに普通の味噌などから比べると、格段に甘いのだろうが。 |
No.2 | 6点 | 桜宵- 北森鴻 | 2010/09/25 12:07 |
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ちょっとした日常ミステリを描いた短編が収められた作品集なのだと思う。
だが、俺はそんなことよりも、作中に登場する美味しそうな食事の数々に思わず唾が出てしまいそうだった。 これはミステリというよりも、美味しい食事たちを描いた作品集だと思う、俺は。 もし、ほんとにこの店があったなら、どこであろうと俺は行くだろうと思う。 そして成人したら美味しい酒も飲んでみたい。 作中で美味しい食事を食べている客たちが実に恨めしい。 |
No.1 | 8点 | 支那そば館の謎- 北森鴻 | 2010/09/25 11:57 |
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おもしろい。
京都人なもので、さらにおもしろい。 特にこの話によく出てくる大悲閣千光寺のある嵐山辺りはよく行ったことがあるので、さらにおもしろい。 地名とか、寺社名とかがほとんど知ってるものばかりで、行ったことがあるものがほとんど。 京都をあまり知らない人が読むのもいいけど、京都人が読んでみるのもいいと思う。 収録されている六編の中でオススメなのは「鮎踊る夜に」と「支那そば館の謎」かなあ。 そしてすごいことに文庫の解説を書いているのは、なんと大悲閣千光寺の住職。 ふと思ったけど、北森さんって、読んでいて思わず唾が出てしまいそうな料理屋を書くのが、とても上手。 この話では居酒屋十兵衛がそうです。 |