皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
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ことはさん |
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平均点: 6.34点 | 書評数: 222件 |
No.3 | 7点 | ただ一度の挑戦- パトリック・ルエル | 2020/04/11 21:41 |
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主人公が警官で、警察小説の趣が強いが、IRAなども絡んできて本筋はスパイ小説。とはいっても、他ルエル作品より、日常的設定なためか、迫真性を感じられた。
展開が読めずに、だいぶ楽しい読書だった。 最終5部で、こんなほうにいくとはという感じで、ルエル名義作では、これが一番好きですね。 |
No.2 | 6点 | 眠りネズミは死んだ- パトリック・ルエル | 2020/04/11 21:32 |
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(タイトルで象徴させた)主人公の女性が、少しずつ世界を自覚(世界から自立)していく様子がここちよい。
スパイ小説らしく、人物像の反転がいくつか仕込まれていて、ついていくのが大変だった。 ラストは腑に落ちず、意味を読み取れていないかも。 |
No.1 | 5点 | 長く孤独な狙撃- パトリック・ルエル | 2020/04/11 21:28 |
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情景描写は雰囲気はいい。
でもどこか、まとまりに欠ける。 主人公の設定、背負っている過去は重く、物語の本筋は、重いスパイ小説だ。しかし、本筋の脇で流れる、恋人と、その家族の話は、非常に家庭的。対象の妙を狙ったのかもしれないが、逆にちぐはぐに感じる。 ラストから考えても、全体をもっと重い感じにしたほうが、よかったような気がするなぁ。 |