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人並由真さん
平均点: 6.33点 書評数: 2034件

プロフィール高評価と近い人書評おすすめ

No.7 6点 泡の女- 笹沢左保 2020/07/19 04:53
(ネタバレなし)
 その年の12月。統計庁に務める共働きの若い女性・木塚夏子は、茨城の大洗にて、実父で小学校の校長、木塚重四郎が死んだとの連絡を受ける。早速、婿養子で同じ庁に勤務する夫、達也とともに、現地にむかう夏子。だが当初は首吊り自殺に見えた父の死には不審点があり、さることから達也は地元の警察に嫌疑を掛けられた。やがて達也は、重四郎が死亡した当夜のアリバイが証明できず、殺人容疑で逮捕されてしまう。夫の無実を信じる夏子は、検察庁が起訴して、職場の懲戒免職処分を受ける前に、達也の身の潔白を晴らそうとするが。

 1961年10月に東都書房から「東都ミステリー」の13巻目として、書き下ろし刊行された長編。島崎博の書誌情報(1964年版)によれば、作者の11番目の長編作品となる。

 評者は今回、大昔に入手してそのまま放っておいた、宝石社の叢書「現代推理作家シリーズ」の笹沢左保編(1964年4月刊行)で読了。
 この叢書「現代推理作家シリーズ」は一冊しか持っていないが、仕様が後年の「別冊幻影城」を思わせるムック的な編集で造本。今にして気づいたがこれって、日本出版史においてかなり先駆的な、ミステリムック(風)の叢書だったかもしれない。
 具体的にくだんの笹沢佐保編には、本長編『泡の女』とあわせて『六本木心中』『不安な証言』『反復』の初期3短編を併録。ロングインタビューこそないが、巻頭に作者のポートレイトを載せて、巻末に数本の評論、作者による自作群へのコメント集、詳細な書誌情報などを掲載する「現代推理作家シリーズ」の構成は、正に「別冊幻影城」のプロトタイプの趣がある。編集の主幹はもちろん島崎博。

 それでこの「現代推理作家シリーズ」版『泡の女』の本文には、作中に登場する実在の場所のロケーション写真が多数掲載。たぶん1960年代当時の都内各地や大洗の雰囲気の一端を記録した貴重な? 資料にもなっている。そういった編集のありようも物語そのものへの臨場感を高め、おかげで楽しく本作を読めた。
 
 ミステリとしての設定・大筋パターンは、ほぼ、まんまアイリッシュの『幻の女』の縮小再生産という方向。
 しかし夫の無実を晴らすにしても、現時点で処刑されるばかりの死刑囚になっているわけでもなく、今後の生活・人生を考えて早いうちに状況をよくしておきたいという思惑で動いてるので、なんかまだまだ余裕があるうちのワガママ、という感じがしないでもない(まあたしかに、リアルさを感じる思考だが)。サスペンス、テンション的な訴求力はギリギリだろう。
 
 ストーリーそのものの語り口は例によって滑らかだし、21世紀の今なら絶対に個人情報保護法に触れるような情報もホイホイ入手できてしまう大らかさも、まあ昭和ミステリの味だね……という感じ。
 でもってそんな風にちょっと舐めながら(?)読み進んでいたら、最後は結構、足元をすくわれた(!)。
 真相への道筋が全般的にチープな感触はあるものの、終盤の反転ぶりは、それなりにホメておきたい出来。少なくとも佳作ぐらいには、評価してもいいでしょう。

 ちなみにこの叢書の巻末の、前述した作者の自作コメントを覗くと、この作品については「(前略)推理小説ファンには失敗作といわれましたが、一般読者からの評判はこれが一番良かったようです。好きな作品です」とのこと。
 素直に読むなら、それなりに広い裾野の読者の支持があり、作者も気に入っていたらしい作品ということになる(まあ、本作を本叢書に入れてもらったことを前提にした、リップサービス的なコメントかもしれないが)。
 評者も個人的に、良い意味での笹沢カラーがにじみ出た作品だとは、思うのですよ。

No.6 5点 死人狩り- 笹沢左保 2020/06/12 14:16
(ネタバレなし)
 その年の7月。西伊豆の下田と沼津を繋ぐ西海岸沿いの崖脇の道路から、運転手と車掌を含めて27人の男女を乗せた定期バスが墜落し、全員が死亡する。原因は何者かが走行中のバスの正面ガラスに散弾銃を撃ち込んだためだった。死んだ乗客の中に妻の和子と娘の千秋、息子の不二男を確認した静岡県警捜査一課の34歳の刑事・浦上達郎は、以前からの相棒の同僚・伊集院虎雄とともに「犯人は誰を殺そうとしていたのか」を最初に暴くべく、被害者たちの身元と当時に至る状況を洗い出す「死人狩り(しびとがり)」を開始するが。

 大昔にテレビドラマ版をちらりと観たような気がするのでwebで調べたら、1965年と1978年に連続ドラマ(前者は半年、後者は全5回の短期)になっている。評者が覗いたのは後者のショーケン主演版の方。トクマノベルズ版はこれに合わせて刊行されたのだろう。
(ちなみに1965年版は主演が車周作、相棒が江戸川総司令、交代で応援の若手刑事がキカイダー01ですって。こりゃ東映の製作だろと思ったら、まんまそうだった。一度観たい。)

 こういう派手で大胆な趣向で設定の作品だから、どうせ大半の被害者の調査が空振りに終わるのはわかっているのだが、とにもかくにも物語の勢いのなかで主人公がほぼ全員の捜査を相応に強引に貫徹(仕事の分担として他の刑事が一度調べた相手まで、一部、洗い直している)。その辺のリアリティに関してはまあギリギリ。
 その上で、真犯人の殺人計画に直接は関係なかった巻き込まれた被害者たちのプライバシーが、さらには「もしかしたら、こいつが犯人か?」と疑われた遺族や故人の関係者の内情までがひとつひとつ赤裸々に暴かれていく。この下世話な覗きストーリーの物量感がぢつに面白い(……といっていいのか?・汗)。
 これはすぐに連続テレビドラマ化されるわけだよ、だって毎回のエピソードがネタ話だもの(とはいえ当時、ネットの実況サイトとかあったら、どうせ今週も空振りだろ、終盤まで真相はわからんのだろ、と原作未読派からも軽口を叩かれそうな気もするが)。

 最終的な決着は予想の通りにアレでアレでしたし、その真相から逆算すると途中の筋運びも「うーん」という感じもあるんだけれど、まあこの作品は中盤の小エピソードのとてつもなく長めの串ダンゴ構成が身上でしょう。そういう意味では楽しめた(面白かったというには微妙だし、出来がいいとは絶対に言えないが)。
 なお、この作品のバージョンアップが天藤真の『死角に消えた殺人者』だというのは、nukkamさんがそちらのレビューで語ってられる通りですな。あとちょっと佐野洋の『赤い熱い海』にも通じるところのある設定だけど。

 気分的には6点あげてもいいんだけれど、こういう<ソッチの方向に特化して力入れた作品>をあんまりホメちゃいけないよね、ということであえてこの評点。良い意味で、退屈な時間に読むなら最適の作品かもしれない。

No.5 6点 崩壊の夜- 笹沢左保 2020/03/16 13:28
(ネタバレなし)
 中堅広告会社「関東広告」で調査部に勤める31歳の倍償郁夫は、閑職に飽きて社内の有力な面々を引き抜き、大手のお得意先・大同電機との縁を奪いながら、新興会社の旗揚げを企む。倍償は24歳の同僚・中曾根冴子と不倫関係にあり、彼女から起業のための金策を求めるが、さらに共働きの妻・紅子の預金を借りる必要があった。倍償は、自分の21歳の美人の妹・弘代を大同電機の宣伝課長・鶴田錬次郎に抱かせるなどの根回しと前後して、夫の独立に反対な紅子の、予想外に高額の預金をものにすることを考えるが、その紅子が、ある日、何者かに殺害された。

 1962年4~9月にかけて「週刊アサヒ芸能」に連載された、笹沢の比較的初期の作品。
 あらすじ内に名前を出していない登場人物をふくめて人間関係が明快に配置された長編で、主人公・倍償の独立にかける野心のほどが、紅子殺しのフーダニット、さらには彼女自身をとりまくある謎とあわせて物語の興味となる。
 三時間で読めてしまう小品ながら、良い意味で二時間ドラマ的なまとまりを持った作品。ストーリーの顛末も大筋の流れは読める一方、そこに持って行くまでの筋運びはちょっとした意外性もあり、その意味でも楽しめた。

 読後に少しだけwebで感想を探ると、本業がまともなサラリーマンの読者らしい方など、主人公に共感と憧れ、そして物語全体にある種の恐怖を覚えた人もいるようで、さもありなんであった。
 ちなみに後半のストーリーでは、主要人物が物語に沿った作者の駒的な動きになる面もあるが、ドラマとしての使い方、その上での書き手の言いたいことがくっきりしているので、特に不満はない。

 当時の広告業界ものとしても、デティルの叙述について相応のリサーチはしているようであるし(新聞の広告面への契約の仕方など)、笹沢作品のベストクラスではないにせよ、それなりに面白いといえる佳作~秀作。
(ただしミステリ要素とサラリーマン小説の部分の総和としての評価で。)

No.4 5点 赤い氷河- 笹沢左保 2019/09/09 22:39
(ネタバレなし)
 昭和30年代。ある年の2月。東京地検の34歳の検事・江藤昌作は、かつて思いを寄せたひとつ年上の女性、瑤子と15年ぶりに、地検の近所の喫茶店で偶然に再会する。瑤子は戦争中に17歳の若さで5つ年上の学生・根岸に嫁いだが、今は6年前に夫を失い、忘れ形見である16歳の美少年・竜一と二人暮らしだった。だがそんな瑤子に再婚の話があるという。相手は数億円の資産を持つがすごい吝嗇家で、先に6人もの妻と死別もしくは離縁した経歴のある、58歳の事業家、伊集院鉄次だった。言い知れぬ不安を感じる江藤を他所に伊集院家に入籍する瑤子だが、結婚前のまともそうな紳士の仮面を脱ぎ捨てた鉄次は新妻に折檻を加え、さらに竜一とは親子の縁組みもせずに、朝から晩まで下僕のようにこき使った。我慢に我慢を重ねたのち、ついに鉄次の殺害を企てる竜一。やがてある日、伊集院家で……。

 1963年2月に文芸春秋新社から刊行された書下ろし長編。本文を読むと登場人物の説明が重複していたりする箇所があるから、連載作品かと思った。

 憎まれ役である鉄次の、いかにも昭和のケチでイヤなオヤジといった描写が強烈で、小説の前半は本作の主人公の一方である竜一がこいつにいじめられる苦労話。笹沢左保、花登筺の世界にチャレンジか、という趣である。
(なお本作は、前半序盤のプロローグ部分のみ、江藤が一人称で担当。ほかはすべて三人称という変則的な形式。)
 二部構成の本文の後半冒頭で事件が起きてからは、叙述の視点がまた江藤に戻り(ただし三人称)そのまま犯罪の真相に挑む流れとなる。

 正直、謎解きミステリとしてはナンという事もない一作(犯人が何を狙ってるのか気づかない読者は、元版の刊行当時も21世紀の今も、まずいないだろうし)。
 でも一度読み始めたら最後まで一気に読ませてしまうリーダビリティの高さと、瑤子に託された笹沢作品の多くに通底するメインヒロインの妖しい濃さ、それに竜一をメインにした青春クライムストーリー的な一面などは、まあそれぞれがこの作品の存在意義となっているかも。

 しかし一番この作品で印象的だったのは、本作の題名が表意するもの。一体何がこの話で「赤い氷河」なんだろうかと思いながら最後まで読むと、確実にラストでズッコけて(死語)大笑いするだろう。いささか強引すぎませんか(笑)。 

No.3 6点 明日に別れの接吻を- 笹沢左保 2019/06/22 04:41
(ネタバレなし)
 元・運輸省航空局の官吏・須賀原純は今から6年前、複数の仲間と組んで愛妻の麗子をレイプした不良大学生・西脇を、激昂の果てに殺してしまった事実があった。夫の殺人の2日後に麗子は自殺。状況を斟酌された須賀原は実刑3年、執行猶予5年の判決を受けた。麗子の実妹で、今は恋人関係になった美由紀の支援を受けながら、あと2週間ほどで執行猶予の期間が完了する須賀原。そんな彼を訪ねてきたのは、旧友の浦松周作だった。浦松は何者かを殺してしまったと告白し、須賀原にアリバイの偽証を願う。しかし今は警察沙汰を何よりも避けたい須賀原がその願いを拒否すると、浦松は須賀原の住むアパートの部屋~地上7階から身を投げて死んだ。浦松の死に引け目を感じた須賀原は、旧友が片言で語った殺人の事実を調べ、事件の真相を追おうと考える。だがそれは、場合によっては彼の執行猶予取り消しにも繋がるかもしれない、危険な行為でもあった。

 作者の初期作品で、設定はサスペンス寄りだが、事件の概要が見えていくなかで次第にアリバイ崩しの謎解きものに接近していく。
 それで肝心のアリバイトリックは、日本の国産ミステリ史上最高級に敷居の低いアイデアではないか!? と半ば呆れて半ば感心した。作者は60年代後半の狂乱の多作期のさなか、先にこのワンアイデアを思いついたのち、あとからミステリとしての結構を固めたんだろうと思うけれど、とにかく一度読んだら忘れることはあるまい。
 あと、タイムサスペンス的な筋立てだからあんまり物語に停滞があると困るのはわかるけれど、捜査(調査)を続ける主人公の前であまりにもホイホイと都合良く物事に動きがあり、関係者が現れてくれる。これも気になった。

 ただラストは泣ける。これまで読んだ笹沢長編作品では『裸の家族』と並ぶ泣かせの効いたクロージングで、あんまり悪い点はつけたくない。
 ということでこの評点。

No.2 6点 さよならの値打ちもない- 笹沢左保 2017/08/06 17:39
(ネタバレなし)
丸甲毛織の営業部長で社長令嬢・澄江の夫・ 五味川大作。体調不良の彼は欧州への営業周りの役職をその澄江に任せたが、彼女はスペインで毒による変死を遂げた。死の直前、妻から送られてきた絵葉書には、旧友・ 野添美沙子にスペインで会った旨の記述があり、五味川は情報を求めて福島の美沙子をたずねる。だが彼がそこで認めたのは、美沙子がすでに2年前 に死んでいるという驚愕の事実だった。そんな彼は、自分の運命を変える美貌の人妻・井石麻衣子と出会い……。

死んでるはずの人間の目撃、という佐野洋の「砂の階段」を思わせる導入部で始まり 、大小のトリックを組み合わせて、物語はかなり思わぬ方に流れていく。作者のファンには本書を最高傑作とするものもいるらしく、確かに密度感は相応のもの。一読後には、ひとつひとつのパーツはシンプルながら、それらを自在縦横に組み上げた作者の手際に唸らされた。
一方で中盤からサブヒロインの一人となる会社OLの描写など、ああ、兎にも角にもいつもの笹沢節だな、という独特の味付けを感じさせて。

No.1 5点 火の虚像- 笹沢左保 2016/09/29 03:36
(ネタバレなし)
 邦画界の大女優・野末千登勢がTV初主演という鳴り物入りで製作される、大洋テレビの大型単発ドラマ『女二代』。だがその撮影当日、担当予定のプロデューサー兼ディレクター、加古川洋介が欠席した。ドラマは代打の若手女流演出家・瀬戸秋路によって何とか撮影されるが、この不祥事で斯界の寵児といわれていたクリエイター・加古川の名声はいっきに失墜してしまった。『女二代』のスポンサーである大企業、山川電機の宣伝課長で、加古川との旧友である北見慎一郎は相手から事情を聴く。加古川は当日、交通事故に遭い、何やかんやあって一日前後意識を失っていたと釈明した。北見は加古川の陳情の裏をとるため、事故の加害者という若手女優・魚津麗子と同じく若手俳優の和泉タカ男にも会いに行くが、彼らは殊勝な態度で加古川への謝罪を訴えた。一応は不可抗力と納得した北見だが、やがてその麗子、タカ男が相次いで自宅で変死を遂げる。北見はパーティで出会った瀬戸秋路の従姉妹で美人の阿久津綾子とともに、事件に首を突っ込むが…。

 ある日たまたま、石川喬司の「極楽の鬼」(ミステリマガジンに連載された60年代の書評をまとめたもの。今回手にしたのは81年の講談社版)を読み返していたら、老舗ミステリファンサークル「SRの会」の1964年度ベスト、という当時のニュースの話題が目に付く。同年の国産1位は当然『虚無への供物』だが、2位の『盗作の風景』(やはり笹沢作品)と4位の『傷痕の街』(生島治郎)に挟まれて堂々の3位を獲得していたのがこの作品。なんかすごそうだ、どうなんだろ、と久々に笹沢作品の旧作を読んでみたというわけである。

 本書は、当時の作者の2年ぶりの書下ろしだったそうだが、元版であるカッパノベルスは大きめの活字で一段組。長さも280頁以下で途中には数葉のイラストも挟まれ、とても目にやさしい作りである。それゆえ実質的には、ごく短い時間で読み終えてしまった。

 正直な感想は、え~これが『虚無』の2つ下の年間ベスト作品!? という感じの軽本格だが、当時の精力的な作者の仕事ぶりを考えるなら、こういう形でまとめた書下ろし作品があっても確かにおかしくはない。人間関係の錯綜もTV局を舞台にした業界ドラマもそれぞれ当時としては面白そうな狙い所を見せてはいるが、おのおのにあんまり踏み込まないのも作品全体の軽量感を高めている。
(裏表紙の解説文を読むと、作者は当時はじめてテレビの脚本に挑戦したそうで、その時のもろもろの経験が本書の著作の原動となったらしい。)

 登場人物が少ないためフーダニットとしてはまるで成立してないが、主人公の北見の視点である人物に疑惑を固め、それならどうやって犯罪を行えたかのハウダニットがミステリ的な興味になる。そこで使われる2つの大きなトリックはともにかなりトンデモ系ではあるが(特に後から解明される方)、作品全体の器のなかではそれなりのマッチング感もあり、ちょっと印象に残るものになっている。
 最後のある方向でのサプライズもふくめて、良くも悪くも当時の時代の空気が漂う佳作。

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ひとこと
以前は別のミステリ書評サイト「ミステリタウン」さんに参加させていただいておりました。(旧ペンネームは古畑弘三です。)改めまして本サイトでは、どうぞよろしくお願いいたします。基本的にはリアルタイムで読んだ...
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