皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
測量ボ-イさん |
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平均点: 6.27点 | 書評数: 615件 |
No.555 | 9点 | 東海道新幹線殺人事件- 葵瞬一郎 | 2021/01/31 09:21 |
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いや、これは満足満足。小生の嗜好ほぼど真ん中の良作です。
謎の設定がわかりやすく、且つ魅力的。 無駄な記述もほとんどなく、解決までスッキリです。 謎解きも図解入りでわかりやすいですしね。 (こういう話しを文章だけで説明する作家さんがいて、本当 理解できなくて困ることが多い) こんな作品そうそう出会えないので、おそらく今年読む作品 ではピカ一でしょう。次回作も期待。 |
No.554 | 5点 | 三度目ならばABC- 岡嶋二人 | 2021/01/29 13:30 |
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今年初投稿です。
ある程度の出来不出来はありますが、総合的にはまずまず。 好みの感じは、「電話だけが・・」と「十番館の殺人」。 後者のタイトルは、このサイトの方なら某作品を連想する かと思いますが、こちらの方が出版先ですよね(多分)。 |
No.553 | 5点 | 長い長い殺人- 宮部みゆき | 2020/12/16 21:19 |
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アイデアは買うんですけどね。
内容はこの頁数でこのラストはちょっと・・・ 好みの感じではありませんでした。 頁数の割に長く感じたのも減点対象かな? |
No.552 | 8点 | 田沢湖殺人事件- 中町信 | 2020/11/06 20:45 |
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一見2時間サスペンスドラマ(U田Y夫氏作?)風の
タイトルながら、中身は本格度強し。おおいに楽しめ ました。 個人的にはあの名作「模倣の殺意」に勝るとも劣らな い評価です。 (ここからネタばれ) 密室・アリバイ・電話トリックと盛りだくさん。 密室は錯覚を利用したものですが、やや微妙。リアリ ティ重視の人には、納得しないかも。 アリバイは鮎哲ばりの時刻表トリックですが、慣れた 人なら路線図みただけでピンと来るかな?(僕はそう でした) 電話は公衆電話を用いたトリックですが、これは平成 生まれの人には推理が難しい?(僕は昭和生まれなの で大丈夫ですが) |
No.551 | 4点 | 追憶のカシュガル- 島田荘司 | 2020/10/31 07:24 |
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予測はしましたが、ただの読み物でした。
ミステリ-性はほぼゼロです。 |
No.550 | 7点 | 轢き逃げ- 佐野洋 | 2020/10/16 19:18 |
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存在は30年以上前から知っている作品で、今回ようやく拝読。
(なぜもっと早く読まないんだ?) この作品も、あらすじ読んで読んでみよう・・・という気になり ますよね。 さて肝心の中身ですが、やはり構成の妙に目が行きます。 (具体的なところは他の評者さまとかぶるので省略) 犯人の意外性もまずまずで、発覚する過程がいかにも女性目線 ですようね(ネタばれすみません)。 でも全体的には良作です。 1970年の作品。小生にはあまり古さを感じませんが、平成 生まれの方にはやはり古臭いか? |
No.549 | 5点 | 見習い天使- 佐野洋 | 2020/10/16 19:13 |
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文庫でわずか10頁程度の短編集で、人間界の愛憎劇を
天使の目線?で描いた作品。 どれも粒よりですが、印象に残ったのは「モデルガン 殺人事件」かな? ですがこの短編、鮎哲さんの某短編にプロットが似て いるんですよね。 ともあれ、作者の真骨頂は長編よりもむしろ短編なの でしょうか? |
No.548 | 4点 | 坊ちゃん殺人事件- 内田康夫 | 2020/09/25 20:01 |
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題名と、松山が舞台なだけあって、そう、漱石の「坊ちゃん」
を意識した作品です。 登場人物も「坊ちゃん」そのままの人もいるみたいですが、 僕は「坊ちゃん」を読んでいないのでわからない 泣 肝心のミステリとしても薄味ですね。毒殺トリックもありき たりだったし・・・ まあ量産作家の作品だから、こんなものなのかな。 |
No.547 | 6点 | クスノキの番人- 東野圭吾 | 2020/09/11 19:04 |
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当代一の人気作家の作品。
この作者の作品を読むときは、カミさんからの回し読み・・・ というパタ-ンが多いです 笑 人気作家は、あまり読まないんで さて肝心の内容ですが、これは心あたたまるヒュ-マンスト- リ-ですね。クセもなく、万人に勧めできるタイプでしょう。 採点は6点or7点 で悩みますが、やはり小生が思う本格ミ ステリではないので、前者で。 (ネタバレ) この作品のミステリ的要素は、千舟さんが実は〇〇〇だった、 というところでしょうか?一応伏線あるとはいえ、これは見抜 けるかどうか・・ |
No.546 | 6点 | 嵯峨野白薔薇亭の殺人- 吉村達也 | 2020/08/21 19:46 |
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ホラ-小説が盗作されるというプロットで始まる作品。
一見平凡感があるのであまり期待せず読みましたが、 内容はそこそこ。 ラストの真相にやや不満ありますが、水準作ではある でしょう。 |
No.545 | 6点 | 謎解きの醍醐味- 鮎川哲也 | 2020/08/16 20:49 |
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未読の短編集。と言っても、7編中4編は他の短編集で
読んだんですけどね。 突出した作品はないですが、今回のベストは「霧笛」で。 折角なので、未読作品からセレクトしました。 |
No.544 | 5点 | 天童駒殺人事件- 中町信 | 2020/07/22 19:10 |
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名作「模倣の殺意」に比べれば劣りますが、まあこれはこれで
良かったです。 トリックもそれなりですし、最後にどんでん返しもあり、地味 ながら水準作ではないかと。 |
No.543 | 6点 | 英国庭園の謎- 有栖川有栖 | 2020/07/11 09:44 |
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1件ずつ書評します。
<雨天決行> 専門用語をネタにされてもねえ。 <竜胆紅一> 意外な動機を狙ったのでしょうが、これは推理できるかな? <三つの日付> 作者も言及していますが、鮎川ファンとしてはやはり「五つの 時計」を意識してしまう <完璧な遺書> 氏にしては珍しい倒叙もの <ジャバウオッキ-> 犯人がどこにいるか、火村氏とほぼ同時にピンときました。 妙に嬉しい 笑 <英国庭園の謎> 暗号ものはあまりすきではないですが、これはあまりない パタ-ンなのでは? 突出した作品はないですが、ベストは「三つの日付」か? 採点は総合評価で。 |
No.542 | 7点 | 試行錯誤- アントニイ・バークリー | 2020/07/03 15:56 |
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1986年版の東西ミステリでその存在を知って30年以上、ようやく読む
機会を作りました。 この作品、あらすじを読んだだけで何だか読んでみたくなる作品では ないですか?(少なくとも僕はそうだった)。 内容も期待通りのものではありました。 採点は8点(基礎点)-1点(さすがに長すぎ) (ここからネタばれ) この作品、殺人が起こるところの描写を一部省略していますよね? そんなカラクリを使った作品というと、誰しも思い浮かべるのが ク〇スティの「〇〇〇〇〇殺人事件」になります。 でもこの作品とは真相・何を省略したかのネタはまた異なるので、 これはこれで全然ありなんですけどね。 |
No.541 | 6点 | 完璧な犯罪- 鮎川哲也 | 2020/06/13 08:44 |
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小粒感はありますが、まずまずの内容。
全て基本的に倒叙ものですが、犯人にとっては不運な偶然で犯行が 発覚するケ-スが多く、ちょっと興ざめ感もあります。 個人的なベストは「自負のアリバイ」。題名通り、これは凝ったア リバイ作りです。でもこれも、発覚はただの偶然なんですよねえ。 〇〇を〇〇に取り違えたとは、何とも皮肉。 (余談) およそ2ケ月ぶりの投稿です。原因は勿論コロナ・・・地元図書館 が閉鎖されて、読む本がなかったからです。自宅にある、既に読んだ 本を再読する日々が続きました。皆さんはどうでしたか? |
No.540 | 5点 | 帝王、死すべし- 折原一 | 2020/04/04 09:10 |
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(ネタばれ気味?)
主人公の少年をイジめた人間の正体はさすがに終盤で推測しまし たが、「帝王」の正体は・・・これは後出し感があって判らない ですよね。 他の方も仰っていますが、再読しようという気にはならない 微妙な出来。 (余談) 3月より地元の図書館は閉鎖され、昨日4月も延長との通達が。 読む本がない・・・ しばらく鮎川氏の作品の再読でもするしかなさそうです。 |
No.539 | 6点 | 新・本格推理05九つの署名- アンソロジー(国内編集者) | 2020/03/06 19:43 |
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このシリ-ズを久々に拝読。
鮎哲先生亡きあとは、二階堂氏が編集しているのですね。 評価は一つ一つの作品にしましょう。 水島 ・・・7 蛙男 ・・・4 コスモス・・・7 教俊 ・・・7 九人 ・・・6 無人島 ・・・5 何処か ・・・8 モ-ニン・・・7 紅き ・・・5 平均点6.16なので、評点は6とします。 |
No.538 | 6点 | 涙香迷宮- 竹本健治 | 2020/02/11 17:33 |
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この作品が、「このミス」2017年版の1位と最近知り、
興味を持って読みました。 でもこれは、読み手を選びそうですね。 前半は、囲碁・連珠・和歌の蘊蓄が続き、この方面に興味 ない人には辛そう。僕は大丈夫でしたが。 ミステリとしてはやや薄味なので、辛口の採点になります が、満足度はそれなり。 余談ですがこの作者、囲碁は相当の打ち手みたいですね。 そういえば「匣の中の失楽」も囲碁のシーンがありました よねえ。 |
No.537 | 5点 | 死都物語- 森村誠一 | 2020/01/20 07:23 |
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話の中にゴ-ストライタ-が絡みます。そこの部分が
興味ありました。そこ以外は平凡。 (ここからネタばれ) 真犯人はいかにも怪しそうな人と、最後の方でひょこっと 出てくる人なので、ミステリとしてはやや薄味。 |
No.536 | 5点 | 飛騨高山に消えた女- 西村京太郎 | 2020/01/11 09:02 |
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今年初めての書評です。
題名を見ると「いかにも」風ですが、氏の作品としては、 旅情・トラベル色が薄く、鉄道を駆使したアリバイ破り でもない・・・どちらかといえば異色作です。 内容的にはまあまあ。 |