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makomakoさん
平均点: 6.19点 書評数: 851件

プロフィール高評価と近い人書評おすすめ

No.671 6点 ラプラスの魔女- 東野圭吾 2019/12/27 21:49
これはSFというべき内容なのだが、作者の巧みな語り口で読んでいて現実に起こってしまうような感覚になってしまいました。そのあたりはさすがに東野氏の小説のうまさだと思います。
 ただ読みやすく誰もがある程度楽しめると思いますが、特有の冷たい感覚があることは否めません。
 多彩な作者は多くの作品を次々と発表し、ほとんどがベストセラーとなっています。確かにどの作品もまとまってはいますが、円熟というより悪い言い方をすれば薄利多売なに感じます。
 初期の作品からファンでずっと読んできたものにとっては、じっくり時間をかけて中身の濃い長編を書いてほしいなあ。

No.670 7点 不穏な眠り- 若竹七海 2019/12/20 21:14
 葉村晶シリーズの最新版。今回は連作短編集ですが、なかなか楽しめる内容でした。
 一般にシリーズものは読者が主人公たちに慣れてくると読めばそれなりには楽しめるのですが、3作4作と重ねていくとどうしてもマンネリとなりがちです。ところが葉村シリーズは主人公が年を重ねるにつれだんだん円熟味を増してきて、今回の出来は初期の作品よりはるかに良いものとなっているようです。
 短編なのに、きちんと話ができています。一発トリックではなく複雑な話がコンパクトにまとめられており、その中に葉村シリーズ特有の雰囲気も味わえます。
 ただ表題の不穏な眠りは話が複雑でもう一つ分かりにくかったなあ。
 

No.669 5点 QED 憂曇華の時- 高田崇史 2019/11/20 20:10
 QEDシリーズは再開したようで、新作が出ました。今回は長野の安曇野中心のお話。
 おなじみのタタル、ナナちゃん、そして小松崎君が勢ぞろいで、まさに本来のQEDシリーズです。
 お話は例によって殺人事件とタタルの薀蓄が交差することとなるのですが、今回はタタルの話がことに長くてくどい。
 私は日本史の薀蓄が好きなのですが(だからこのシリーズは欠かさず読んでいるのです)それでも今回はタタルの話はやたら長くて、はっきり言って事件との関連がとても考えられないものを強引に結び付けており、凡長である印象が免れません。作者を弁護すればより精緻な歴史考証がのべられているということとなりそうですが。
 今回は特にタタルがあまりに名探偵過ぎるようで、なんだか初めからすべての真相をお見通しな感じがあって、出来栄えはもう一つといった感じです。

No.668 4点 シューマンの指- 奥泉光 2019/11/18 18:40
 私はクラシック音楽が大好きです。それでもこの作品を読むのは大変でした。
 ドイツ語の地名がたくさん出てくる。日本語で書いた方が断然読みやすいが、原語が作者の好みなのでしょうね。
 こんな小難しいシューマン論を延々とされて、しかも音楽は演奏しなくてもそのままでよいなどと言われても、おおいに感動というわけにいかないのでは?
 だいたいダヴィット同盟や謝肉祭などはかなりのクラシックファンでなければあまり聞いたことがないのではないでしょうか。
 奥の方にしまってあるダヴィット同盟のピアノを引っ張り出して聞きながらこの本を読んでみたのですが、やっぱり私の趣味には合わないようです。
 最後は推理小説となってはいるのですが、途中で大体内容が推察できてしまい、まあこんなもんだなあといった感想でした。

No.667 7点 叫びと祈り- 梓崎優 2019/11/10 08:08
第1作の「砂漠を走る船の道」は久しぶりに「やられた」といった感じを受けた短編でした。
 これが抜群に良い出来と思います。本格物が好きならきっと楽しめます。好みが異なれば単にばかばかしいだけかもしれないので、推理ゲームを楽しむという方限定なのかもしれません。
 連作集ですがどの作品も主人公が同じというだけであって、お話自体はつながりがほとんどありません。最後の祈りだけが多少つながりを感じさせる程度なのである意味どこから読んでもよいといえそうです。
 いずれ劣らぬ変わったシチュエーションでの出来事で、そこでしか成立しえないお話です。よくこんなこと考えたなあ。作者の才能を感じます。
 ただ最後の「祈り」はちょっと落ちるような気がします。あまりに幻想的過ぎる印象でした。

No.666 6点 遺跡発掘師は笑わない ほうらいの海翡翠- 桑原水菜 2019/11/03 09:27
 桑原水菜氏の作品は初めて読みました。コミックなども書いておられるようですが、作家さんとしても活躍中とのこと。
 この作品は歴史ミステリーの範疇に入ると思いますが、多分にファンタジーの要素が強く、ひと昔前の伝奇小説(古いな)といったくくりに入りそうです。
 こういった作品は個人的には好みなので、興味深く読みました。読みやすく誰でもさらっと読めそうです。
 作者は史学部卒業とのことで基本歴史的なベースを外してはいませんが、純粋な歴史推理として読めば拍子抜けするかもしれません。
 ただ主人公の無量の言葉が、「--っす」を連発し、関東人でない小生などにはいかにも薄っぺらな感じがしました。またヒロインの萌絵が突然少林寺拳法の使い手だったことになったのはいかにも漫画風で、作品の雰囲気がいっぺんに変わってしまっことは否めません。
 まあこういった雰囲気を飲み込んで読めば楽しめる小説だと思います。
 続編も出ているようだから読んでみましょう。 

No.665 7点 メインテーマは殺人- アンソニー・ホロヴィッツ 2019/10/31 07:57
カササギ殺人事件ではちょっとびっくりする展開にすっかり騙されてしまったのですが、本作品はそこまでではなかった。もちろん犯人当てなどは全く無理でしたけどね。
 話の途中でいろいろな映画や舞台の有名人が出てきたり、お話の雰囲気がいかにもシャーロックホームズ風だったり(作者はシャーロックホームズの新作シリーズを書いているから当然かもしれません。)、興味が尽きないところですが、いかんせん探偵のホーソーンが感じが悪い。変人や発達障害風の空気が読めない探偵は本格物でよくあるのですが、感じの悪い(わざと感じ悪くしている)探偵はあまり多くはない。
 どうしてこんな感じ悪くしなければいけないのかなあ。多少でもよいからもう少し感じよくしてくれたらよかったのに。
 全体的には読みやすくしっかりとした作品で十分楽しめましたが、探偵の魅力の点で多少減点です。

No.664 4点 恋のゴンドラ- 東野圭吾 2019/10/20 09:18
私が歳をとったのか作者が無理して若い世代を描いたのか、とにかくいまいちでした。
 こんな薄利多売のような小説を書いているとそのうちいけなくなりそうな気がするのですが、意外にこのサイトの評価は高いのですね。
 多分私の感覚がずれているのでしょう。
 作者は名手なので読むのはすらすらと読めましたが、全然心に響いてこないなあ。

No.663 6点 カナダ金貨の謎- 有栖川有栖 2019/10/19 07:27
有栖川氏の短編はトリック一本勝負といったところがあり、その出来不出来で印象が大きく異なるように思っています。
 今回のカナダ金貨はそれなりの水準がそろっているようで、まあ面白く読めました。
 私は氏の長編が大好きで、巻末の著作を見るとすべての長編を読んでいるようですが、短編は未読のものが結構ありました。これははずれだなあと思ったものが時折あったためなのですが、今回の作品はその中ではまずまずといった印象でした。

No.662 6点 紅蓮館の殺人- 阿津川辰海 2019/10/14 09:07
山火事に追い詰められてたどり着いた館での猟奇的殺人事件。怪しげな人たちが集合する。なんだか以前にも読んだことのあるようなシチュエーションです。 面白そうなのですが、それほどでもない。
 まず作者が探偵という生き方をへんてこに定義してこれに合わせた会話が結構多い。お話としてはほとんど事件が解決したと思われるのにまだ終わりまで大分ある。ここからどんでん返しのつもりなのであろうが(実際どんでん返しなのだが)グダグダと切れの悪い会話が続くため、鮮やかというより無駄に長くてくどい感じがしてしまいました。
 本格物としては私の好みでとても良い感じなのにもう一つ何か足りない。
 新人に期待を込めての点数です。
 次回頑張ってね。

No.661 5点 卑弥呼の葬祭:天照暗殺- 高田崇史 2019/10/12 13:26
 高田氏の歴史ミステリーもついに古代史最大の謎とされる邪馬台国と卑弥呼のお話となった。
 例によって事件が起きて、一見関係のない歴史談議があってといったところはQEDシリーズと大きな変化はなく、さらに探偵としてタタルさん(崇)も活躍するから、QEDシリーズの続編としてもよいぐらいです。
 今回は連続殺人で、それが卑弥呼と宇佐八幡宮と邪馬台国につながるのですから、当然大いなる無理があります。ちょっと度肝を抜くようなタタルの歴史解釈が出てきますが、これはこれで興味がある人には面白いかもしれませんが、今回はちょっとやりすぎかな。これが殺人の同期となるように話を仕向けるのはなかなか大変なのでしょう。そのあたりが共感しにくいところがあるので、このお話があまり楽しむことができにくかったのかもしれません。

No.660 7点 黒野葉月は鳥籠で眠らない- 織守きょうや 2019/10/05 23:19
作者は現職の弁護士さんとのこと。
なるほど弁護士ならではのお話でした。
4つの連作ですが、初めはふつうそう見えても一筋縄ではいかないなかなか突飛な展開となっています。
主人公の弁護士さんはなかなか良い人で、実に親切に弁護人の世話をしていくのですが、弁護人のほうが上手で(または先輩弁護士が入れ知恵をしていて)辛口の最後となることもあります。弁護士さんも大変ですねえ。
 解説のところを見ると作者は女性のようです。かなり男性の心を知っている手怖い女性ですね、きっと。

No.659 8点 風のかたみ- 福永武彦 2019/10/05 22:58
 福永武彦氏の作品は大学時代に魅力に取りつかれて読んだものでしたが、この作品は知りませんでした。
 当時は純文学的なものが好みでサスペンス小説に興味がなかったからかもしれません。
 たまたま見つけて懐かしく読んでみると、氏特有のあでやかで美しい調べが久しぶりに味わえました。途中でああこれは今昔物語がベースにあるようなお話だと気が付いたのですが、解説を読むとやはりそのようです。

本格推理小説ではないので多少お話の内容を書いてしまいます。、
 このお話は登場人物が素晴らしい。ことに主人公の次郎は実に男らしく誠実で、ただ一途に萩姫を思う。萩姫は人を見る目がないのか、家がよいのみのろくでなしの保麿をひたすら思う。保麿は萩姫が好きなのだがすべてを捨ててもこの娘と一緒になろうとまでは思っていない。勝ち気で美人の楓は次郎が好きでたまらないが、絶対この恋は成就しない。さらに盗賊の親玉も萩姫が好きになり必ず奪って我がものとしようとする。これではどうしようもないではないか。
 その通りどうしようもなくなり最後は悲劇で終わります。本格物ではないのですがトリックもあるのですよ。
 草の花や忘却の河のような繊細で悲しい美しさをこの小説でも味わえます。

No.658 5点 赤死病の館の殺人- 芦辺拓 2019/09/14 07:54
 芦部氏の作品は古典的ミステリーのオマージュや続編のようなものなどが多く、本格物が好きな私にとって気になる作家さんです。
 作品そのものも意欲的なものが多い。本作品もお話の初めは実に興味深いものがそろっておます。
 奇妙なお話、不可能と思われる密室事件など興味が尽きません。
 そういった期待を大いに抱きつつ読んでみると、多くが拍子抜けだったりああこれはめちゃくちゃですといった感じになってしまいます。
 本格推理としてそれほどいけないわけではないのに(密室の鬼はいけないですが)もう一つと感じるのは、多分お話のプロットは良いのだが肉付けがダメなせいではないかと思っています。
 不可能犯罪のようなお話が提示され、森江探偵が快刀乱麻を断つように解決するといった構成は実に正当なのですが、その間の人間味のある機微が希薄なため算数の答え合わせのようなのです。
 本格推理のお話としては良さそうなのですから、もうちょっと何とかならないかなあ。
 なお本作品の最後に少女漫画のような森江探偵と新島ともかさんのイラストがのっています。森江探偵は背が低く足が短く髪がくちゃくちゃでだらしなくてさえないイメージで描かれていると思うのですが、こんな足が長くてスマートな少女漫画的イメージでよかったんですか?

No.657 5点 危険なビーナス- 東野圭吾 2019/09/08 21:04
例によって東野氏の作品はとても読みやすい。
 本作は比較的長い長編ではありますが、長さをあまり感じさせないところはさすがです。
 ところどころに伏線も張って会ってまあ不足はないように見えますが、内容は長さの割にちょっと薄い。恋も謎もスリリングな絶品ミステリーと帯には書いてありますが、色々盛り込んで読者にサービスしようとした意思が透けて見えるような感じがして、もう一つでした。
 売れっ子の作者は、薄利多売でもある程度の内容を作って読ませるといったテクニックがあるので読んで損はないのです。
 私としては、作者にはじっくり時間を取ってがっちりした作品を書いていただきたいのですが。

No.656 7点 迷蝶の島- 泡坂妻夫 2019/09/08 20:51
泡坂氏の作品を久しぶりに読みました。初期の作品はほとんどリアルタイムで読んでいました。11枚のトランプ、乱れからくり、湖底のまつりまではすごく気に入っていたのですが、長編第4作の花嫁の叫びはあまり好みではなく、以後氏の作品から少し遠ざかっていました。今回本作を読んで、氏の初期の作品にみられる屈折した白いウソのお話を満喫した思いです。氏は生前「どういうわけか人をだましたり騙されたりするのが好きで」のようなことをおっしゃっていたと記憶しますが、本作はそういった筋書きで、読んでいて気が抜けません。
 本格推理が好きな読者は何とか謎を解いてやろうとする方が多いとは思いますが、私のようにうまく騙されると結構喜ぶといったねじれた性格の方もおられると思います。
 本作はうまく騙されました。ちょっと女性の性格がきつすぎる感はありますけど面白かった。

No.655 7点 七つの棺- 折原一 2019/09/01 12:42
本格推理物が好きになった方は一度は密室の謎に興味を持たれたことと思います。私も昔は黒星警部ほどではないですが、密室ものに惹かれて色々と読んだ経験があります。ところが不思議な密室なんてそう簡単にできるわけがなく(簡単にできるようら不思議ではなくなりますが)、密室トリックをある程度読んでしまうと新しい密室ものは少なくなってしまいます。せっかくアッと驚く密室が提示されても、解決編はちょっとこんなのあり?とか、無理に決まってるでしょ、
さらにぜったいむりだ、まで失望することが多くなってしまいます。
 本作品はかなりが昔の作品のオマージュとなっているようですが、それなりにひねっており、最後の天外消失事件以外はまず納得できるお話でした。
 こんなお話がデビュー作なんて折原氏はやっぱりすごい方だと改めて感心しました。
 氏の作品は発表されたらすぐに読んでいたのですが、内には新作のように見えて実は改題した作品を読まされて、以来ちょっと避けてきました。以前の作品を推敲した結果、題名も新たに付け直したものと思いますが、読者にとっては一杯食わされた感があったのです。内容の濃い良い作品が多いので今後未読作品を読んでみることとします。ネット販売だと内容までは調べられないので、書店で内をよくみてから購入しよう。

No.654 5点 名古屋駅西喫茶ユトリロ- 太田忠司 2019/08/30 07:45
 名古屋駅西というところは名古屋人にとってはちょっと特徴があったところなのです。わたしも子供の頃はここへ入ってはいけませんとよく言われていました。現在は新幹線が通って、小汚かった小屋のような建物が一掃され、新しい街となっています。この辺りの名古屋弁はきつい(よくなまっているというべき)、まさにこの物語に出てくるような言葉でしゃべる人がいっぱいいます。私もこのあたりに勤めたことがあるので、今ではあまりない強力な名古屋弁に出会うことがしばsっしばありました。私は名古屋人ですので何の不自由もなく同じ言葉でしゃべっておりましたが、関西人が関西で関東言葉でしゃべるとなんだか気取って見えるように、この辺りの方お年寄りには名古屋弁でしゃべらないと本当のことは通じないような気がします。
 ところで本作品ですが、実に軽い話ばかりでスラスラ読めます。謎も大したことはありません。主人公の大学生は私にとっては学校の後輩のようなやつでこれまた親しみがわきます。
 東京の街の紹介が全国版のテレビで紹介されていますが、これを読んで名古屋の街も少しは親しんでくださるといいなあ。

No.653 6点 偽弾の墓 警視庁53教場- 吉川英梨 2019/08/25 08:34
警視庁53教場の続編です。
 この作家さんは警察関係にとても詳しいようで、前作に続き警察学校という多くの方が詳しく知らない世界を舞台としたお話です。警察世界というのはとても封建的ということは、学生時代に下宿した家が警察関係で下宿のおじさんから時々聞かされていましたが、これを読むと想像以上にすごいところのようです。ことにスパルタ主義の長田教場に入ったら、どうしても警察官になりたいと強く思う人以外はやめてしまいそうですね。
 まあ、私が軟弱なのかもしれませんが。
 女性がこういったお話を書くというのは珍しいと思いますが、読んでいくと女性が見た視点があちこちに広がって、最後は恋愛小説気味のお涙頂戴となっています。
 これが好きな人はたまらないが、男の世界(とも言えないが)にこういった話を盛り込むのはうっとおしいと感じる人はあーあといった感じになりそうです。

No.652 6点 まっ白な嘘- フレドリック・ブラウン 2019/08/16 08:00
 これ程色々な趣向を凝らした作品が読める短編集は少ないと思います。作者はよほどのアイデア製作者なのでしょう。個々の短編が全く違ったお話であるのは当然ですが、トリック、プロットなど全く違った性格のお話が次々と出てきます。
 よくもこんなに色々と書けるものだと感心してしまいます。
 勿論短編ですので、物語の雰囲気や登場人物の性格や機微を楽しむということには向いていませんが、一つの話が短いので、ちょっとした時間でも読んでしまえます。感動するといったたぐいの小説ではありませんが、短編が好きな方はとても楽しめると思います。

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makomakoさん
ひとこと
歴史ミステリーや、本格物が好きです。薀蓄も結構好き。変人が登場するのは嫌いではないが、冷たい人間が出てくるのは肌に合いません。外国ものは登場人物が理解不能であったり翻訳文が合わないことが多くあまり得意で...
好きな作家
鮎川哲也、山田隆夫、綾辻行人、法月綸太郎、高田崇史、伴野朗
採点傾向
平均点: 6.19点   採点数: 851件
採点の多い作家(TOP10)
高田崇史(34)
樋口有介(30)
有栖川有栖(29)
アガサ・クリスティー(29)
東野圭吾(27)
太田忠司(27)
東川篤哉(25)
北森鴻(24)
米澤穂信(17)
今邑彩(17)