皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
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[ サスペンス ] 死のようにロマンティック |
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サイモン・ブレット | 出版月: 1986年02月 | 平均: 6.00点 | 書評数: 3件 |
早川書房 1986年02月 |
No.3 | 5点 | ボナンザ | 2017/05/29 21:25 |
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これまたアイルズの犯行以前のようなテーマでありながら、彼とは違った方向性のブラックユーモア漂う良作。
地味に叙述トリックが使われていますが、それほど衝撃的とは言い難いかも。 |
No.2 | 6点 | 蟷螂の斧 | 2013/09/06 17:23 |
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3人の主な登場人物の性意識をメインに語られ、特異な感じのする叙述サスペンスでした。プロローグで、殺人が語られ、誰が殺されたのかは推測できません。(ある程度のミスリードはあるのですが・・・)ラストは、皮肉が利かされていました。 |
No.1 | 7点 | こう | 2008/10/19 23:03 |
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サスペンスの佳品でした。折原一氏推薦のあった本の一つですが折原作品にも似た雰囲気のある作品でした。
登場人物がただ一人として感情移入できない「おかしい」人々のみなのはそっくりです。 冒頭に殺人により誰かが殺されたことが明かされ、その後時間が遡りキャラクター紹介がされ30代まで未婚の教師マデレーンと彼女に恋する男子生徒ポール、マデレーンと急接近する新任教師バーナードの3人がメインキャストで物語が進行してゆきます。 最後の展開、エピローグの切れ味は現代では新鮮な驚きはないと思いますが皮肉も効いており良くできていると思います。ただし読んで「楽しい」小説ではないかもしれません。 |