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ミステリの祭典

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変調ファイブさんの登録情報
平均点:6.00点 書評数:1件

プロフィール| 書評

No.1 6点 アヒルと鴨のコインロッカー
伊坂幸太郎
(2005/01/16 19:35登録)
 トータル的にはまずまず満足したが、登場人物の行動で、納得いかない部分が残る。それは「青春小説」だから、不安定な若者の気持ちだから…では片付けられないものだった。それが尾を引いたせいか、手放しでは楽しみきれなかった。
 一応、仕掛けがあるのでミステリーとしてジャンル分けされているが、基本的にこの作家の才能は、いわゆる推理小説作家とは違う部分にあると感じた。作者本人が、某新聞紙上で、ミステリー的な要素は、読者を飽きさせないためのツールとして使っていると言っていた。なるほど確信犯だったのかと思う。

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