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ミステリの祭典

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まめさんの登録情報
平均点:7.00点 書評数:1件

プロフィール| 書評

No.1 7点 イニシエーションラブ
乾くるみ
(2011/04/22 22:50登録)
ネタバレ注意!

とある雑誌の小欄で「衝撃のラスト!」みたいな書評があったので読んでみた。どんな事件が起こるのかとドキドキしながら読み進んでも、いっこうに「事件」が起らない。ただひたすら若い男女が出会って、恋に落ちて、ナニをして…という恋愛小説?!でも単行本の裏表紙にミステリーと書いてあるのを信じて、最後まで読みたら…すでに「事件」は起きてたのね。そうかぁ、静岡県ってそんなに鈴木さんが多いのかぁ。後半は確かに、「えっ?そうだっけ?」と前の既読ページを見返すことが多く気にはなってたが、その結末は予想できなかった。ただ、驚きとかはなくて、「あぁ、やっぱりそうだったのかぁ」って感じ。負け惜しみじゃないけど、結末読んでマユが二股かけてたのはなんとか自力で気付いたよ!
あとは、国電やラジカセなど懐かしいキーワードが出てきて少しノスタルジックな気分になれた。
確かにもう一度読むとまた違う面白さがあるのかなぁと思ったけど、何だか面倒だなと思っていたら親切丁寧な解説サイトを見つけてそれを読んで済ませた。タイムテーブルがあってスッキリ!
あと、マユの便秘は本当に便秘で妊娠は辰也と別れるためのこれまた嘘だったと解釈。それでこそ誰も死なない「ミステリ」なんじゃない?!

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