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ミステリの祭典

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山手線探偵
まわる各駅停車と消えたチワワの謎

作家 七尾与史
出版日2012年06月
平均点4.00点
書評数1人

No.1 4点 アイス・コーヒー
(2014/03/06 22:18登録)
山手線を事務所にする探偵の霧村雨、小学生助手の道山シホ、自称ミステリ作家のミキミキこと三木幹夫の三人が難事件に挑むシリーズ第一作。通称「やまたん」。

山手線で起こった痴漢冤罪から始まり、過去に起こったある事件の真相を暴いていくストーリー。一見「日常の謎」のような雰囲気ではあるが、人もちゃんと死ぬ。ただ、ミステリとしての意外性を追求してはいけない作品。伏線回収は著者の持ち味が出てよかったが…登場人物たちのボケはそれなりに笑えたから良しとしよう。
ところで、真相が案外ブラックなのはどうなんだろうか。

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