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ミステリの祭典

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島はぼくらと

作家 辻村深月
出版日2013年06月
平均点5.50点
書評数2人

No.2 5点 風桜青紫
(2015/12/20 02:34登録)
島という閉鎖された空間での人間模様。辻村さんのお得意技。定期的に嫌な奴らが出てくるのもお約束通り。この作品の村長みたいに、いい人かと思ったら、実は嫌な面もありますっていうのが、実にうま味。多くの作家はわかっていても(プロットに引きずられて)書けないであろうところをうまくストーリーに絡めている。といっても、辻村さんの作品では平均的な出来映えかな。本屋大賞にノミネートされたのはただ辻村さんの知名度が上がったからと思える。これより面白い辻村作品は多いと思うし。

No.1 6点 白い風
(2014/02/15 13:03登録)
基本青春小説ですが、辻村さんらしく「幻の脚本」の謎も1本ストーリーの中心にあり楽しめました。
同級生の4名のキャラもその関係もよかったですね。
盗作をした霧崎の件がそのままほったらかしだったのが、少し不満が無いわけじゃないけどね。
全体的に心温かい人物が多くて、ラストもほっこり出来るのも私好みでした。

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