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ミステリの祭典

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殺しも芸の肥やし 殺戮ガール

作家 七尾与史
出版日2011年12月
平均点3.00点
書評数1人

No.1 3点 アイス・コーヒー
(2013/08/11 20:58登録)
遠足に行った女子高のバス一台が失踪し、その後運転手含め白骨死体で発見された怪事件。姪をなくした刑事は、「スぺクター」と呼ばれる殺人鬼が関わっていると睨み、捜査を開始する。「スペクター」は自身の夢を達成するため、自分の正体を暴こうとする人物たちを、次々と殺害していた。
帯やあらすじでネタを割っていたのは残念。しかし、大がかりなトリックやそれらしい結末は存在せず、ただ殺戮ガールのかつての犯行とそれを追う刑事や探偵の姿が描かれるだけ。ユーモアのあるところもあったが、作者の「ドS刑事」もののように、作品をひっっぱっていけるだけのものになっていない。
「ドS刑事」の雰囲気かと思っていたが予想を裏切られた。

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