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ミステリの祭典

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桃のデザートには隠し味
お料理名人の事件簿

作家 リヴィア・J・ウォッシュバーン
出版日2007年12月
平均点4.00点
書評数1人

No.1 4点 mini
(2013/03/01 09:57登録)
* ”桃の節句”も近いからね(^_^;) *

と言っても、桃の節句の”桃”というのは花を愛でる桃なんだけど、ここでは食べる実の方ね、そもそも本来の節句は旧暦なので花の時期そのものがズレているんだが

グルメ系コージー派
コージー派の主人公は案外と若い女性ではなくてアラフォーだったりそれもバツイチだったりとかが一般的に多いんだけど、このシリーズの主役は退職した元教師でそこそこ高齢なのが特徴だ
料理の方もプロじゃなくて料理コンテストに応募するのが生甲斐のアマチュア、て言うか登場人物全体に何らかの職業プロが少なくてアマチュア的立場の人が多い
私の印象なんだが、本格派しか読まないタイプの読者って、何て言うのかなその道のプロの世界の薀蓄みたいな要素を嫌う傾向があるんだよな
その点で、プロ職業上の薀蓄を持ち込まないこの作家は本格オンリーな読者受けし易い気がする
また少々あざといが、どんでん返しにこだわった謎解き面でも、コージー派作品に対して古典本格の視点で評価する読者やコージー派に偏見を持つような読者にもに合いそうな感じである

逆に言えばコージー派視点で言えば、私はレスリー・メイヤーとかダイアン・デヴィッドソンとかの方が好きだなぁ

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