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ミステリの祭典

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殺意のシーズン

作家 カール・ハイアセン
出版日1989年11月
平均点7.00点
書評数2人

No.2 7点 ◇・・
(2026/01/14 22:03登録)
マイアミで殺人事件と観光客失踪事件が相次いで起こり、フロリダに住む人々が旅行者の取引に巻き込まれる。元新聞記者のブライアン・キーズは私立探偵としてこの騒動に飛び込み、犯人は誰なのかという謎に挑む。
本書には、ブラウン以外にも魅力的な人物が登場するし、舞台の描写も素晴らしい。そして作者ならではの予想もつかない出来事で人を笑わせるユーモアを味わうことが出来る。ユーモアとサスペンスを熟成させた作品と言える。

No.1 7点 mini
(2012/12/14 09:50登録)
12月はフロリダ州にとっては観光シーズンである
北東部の避暑地メーン州が夏の観光地ならば、避寒地であるフロリダ州には12月に多くの観光客がやって来る
その観光客を狙う”12月の夜”と名乗る4人のテロリスト集団と、地元新聞記者との”息詰まる”?攻防戦、テロリストの真意は何か?
まぁ、ハイアセンだからね、実はあまり息詰まらないんだよね(笑)
全編ちょっとお気楽に、ちょっとサスペンスフルに、まさにハイアセン節が炸裂、エコロジー思想が鼻につくのも同様

ただ「大魚の一撃」に比較すると、テロリスト側と捜査側との対立という単純な図式に終始するので、話に重層的な深みが乏しいきらいはある
この辺はスキンクという登場人物を上手く使いまわしていた「大魚の一撃」の方が小説としての読み応えは上だ
しかしはじけっぷりブッ飛んでる度では本書「殺意のシーズン」の方が優る
物語の深みと奔放なプロットでは「大魚の一撃」、単純に直球荒削りな魅力では「殺意のシーズン」ってとこかな

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