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ミステリの祭典

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世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド

作家 村上春樹
出版日1985年06月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 ムラ
(2011/07/13 00:54登録)
二つの世界を交互に描き出し、世界観の謎を徐々に明らかにしていく形式の物語。
ラストも意外な結末だが、一回読んだだけじゃイマイチわからなかった所も多い。
「記号士」やら「組織」など事件性の多いハードボイルドの世界はわかりやすいミステリ。「世界の終わり」の世界などは不思議な世界観を形成している理解が難しいSFといった感じだろうか。
心というものの捕らえ方が書き綴られていて、中々考えさせられる話だった。

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