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ミステリの祭典

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でかした、ジーヴス!
執事ジーヴス、国書刊行会版

作家 P・G・ウッドハウス
出版日2006年07月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 mini
(2011/05/09 10:04登録)
『ジーヴス、明日10日に文春文庫から執事ジーヴズものが刊行される予定らしいんだ、ウッドハウスはこれまで文春と国書刊行会が精力的に刊行してきたけど、文春にしてもハードカバー版のみだった為、文庫でない事が手を出さない唯一の理由だった読者にも手が届くようになるんじゃないかな』

『それは結構な事と存じます』

『ウッドハウスは狭い意味ではミステリーと呼べるか微妙ではあるが、ミステリー読者としてウッドハウスを知らないというわけにはいかないだろうから、文庫で無いからという壁が取り払われるのは、よしきたホーだ』

『私こと探偵役の執事ジーヴスの表記は、文春版では”ズ”ですが、国書版では”ス”でございます』

『そうなんだ、こういうのは統一して欲しいもんだ、ところで執事ジーヴスはは厳密には謎を解くわけではない、主人に降りかかる難題を解決するのが仕事だ、謎を解明するのではなくて、揉め事を処理するんだ』

『精一杯努める所存でございます』

『そう言えば、腕の良い我が家の料理人を他の貴族が引き抜こうとしているんだ、ジーヴス、良い策は無いか?』

『このような策は如何でございましょう』

『おぉ、でかしたジーヴス!よしきたホーだ』

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