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ミステリの祭典

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チョコチップ・クッキーは見ていた
お菓子探偵ハンナ

作家 ジョアン・フルーク
出版日2003年02月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 mini
(2012/02/14 09:58登録)
* チョコの季節だからね(^_^;) *

グルメ系コージー派を代表する作家の1人、現在ではコージー派ファンに最も人気の有る作家だろう
グルメ系には一般的な料理、デザート、コーヒーなどのドリンク類など様々なタイプが有るが、このシリーズはスイーツ

お菓子探偵ハンナシリーズ第1作
お菓子探偵ハンナは初めて読んでみたが、もう典型的なコージー派の王道って感じ、とにかくコージー派を読んだ事の無い読者が先入観でイメージする通りだ
私は今まで初心者がコージー派に入門するのに最も適した作家はジル・チャーチルと思っていたが、いや気が変わった、コージー派入門への最適テキストはジョアン・フルークだな
悪く言えばそこが弱点
シリーズ化を見越して計算されつくしたレギュラー登場人物達の配置、話の展開から事件の真相まで綺麗に無難に纏まったプロット
尖った要素を嫌う人が多そうなコージー派ファンにはこの異色性を排除したいかにもな無難さ王道感が受けるのだろう、日本のコージー派ファンに人気シリーズなのも納得
裏返して言えば私には正攻法過ぎて面白くない
これだったらコージー派にしては暗い雰囲気が異色のダイアン・デヴィッドソンとか、ちょっぴり社会派スパイスを効かせたレスリー・メイヤーとかの方が私には魅力的だな
一応誉めるところは誉めておくと、事件に対する主人公ハンナの捜査方法は割と地道な警察小説風なところが有って、地味な捜査小説好きな私としてはそういう面は好きだ
それとネタバレになるから詳しくは言い難いのだが、この登場人物一覧表ってこれでいいの?
だって、この真相だと・・・

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