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ミステリの祭典

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逃亡作法 

作家 東山彰良
出版日2004年03月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 こもと
(2010/01/09 02:36登録)
 「好みか」と問われれば、思いっきり否定したいほど、内容はエグイ(笑)
 『逃亡作法』ってタイトルは、作者のセンスを感じるし、 前半はこのタイトルや装丁に見合う内容の脱獄モノだったと思うのだが。 なのに、後半の失速具合は何だろうか、と。
 スピーディーだとは思えなかったし、かと言って、『不夜城』のようなピリピリした印象もなかった。 場面の転換があっても、シチュエーションがわかり難いので、流れが掴めなかったことが、トーンダウンの原因かな、と。
 気の利いたセリフとジョークがなかったら、読むのは正直、しんどかったと思う。

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